切なすぎる悲恋系少女マンガおすすめ12選【結末ネタバレ注意】

物語の結末って、決してハッピーエンドばかりじゃないですよね。

今回は、悲しい結末を迎える読んでいて切なくなる名作を集めました。

どれも涙腺崩壊する作品ばかりなので思いっきり泣きたい時にぜひ読んでみてください。

ノスタルジーな雰囲気で、涙が止まらない作品

うせもの宿

(出典:うせもの宿)

 

失くしたものが必ず見つかるという不思議な宿、そこの女将は小さな少女だったー

案内人に連れられてやってくる老若男女様々な"お客さん"が、子供の姿をした女将に誘われて、不思議な宿で探し物をします。

失せ物の探しの中で気づく様々な想いが、心にじんわり沁みる作品。隠された女将さんの秘密に涙がとまりません。全3巻完結。

千年万年りんごの子

(出典:千年万年りんごの子)

 

お見合いを通じて「雪深いりんごの国」に婿入りした雪之丞(ゆきのじょう)は、その村に代々伝わる禁忌を破ってしまうー

本当の家族を持てず、何にも心を動かされることのなかった雪之丞が、妻の朝日(あさひ)と過ごすことで少しずつ変わっていきます。田舎の日々を舞台に少しずつ家族となっていく暖かい物語かと思いきや…。衝撃のラストは結構トラウマになるかもしれません。

まるで民話を読んでいるような、ちょっぴり恐ろしさを感じる鳥肌ものの作品です。全3巻完結。

兎が二匹

(出典:兎が二匹)

 

外見は20代の女性ながら、398年も生き続けている不老不死のすず。彼女の日課は、同居している19歳の青年・サクに自殺を手伝わせること。

サクは死んだはずのすずが目を覚ますたびに「すずと一緒に生きたい」と懇願するけれど、辛い記憶を背負ったすずはある日、確実に死ぬ方法を思いついて―

死にたいすずと生きてほしいサク。その背景には2人の歩んできた道のりがありました。

すれ違い続ける2人の、悲しく、切なく、最高に愛しい物語。

読んだあとはフリーズしてしまうくらい衝撃を受けます。最初から最後まで涙が止まりません。全2巻。

亡鬼桜奇譚

(出典:亡鬼桜奇譚)

 

旅人の正親は、旅芸人の一座で美しい舞を披露していた「鬼」の娘に心を奪われ、彼女を身請けすることに。「桜花」と名付けた鬼の少女と共に旅をしますが、ある村で咲かない桜の木と出会いー

かわいいひと」や「天堂家物語」の斎藤けん先生の短編集。表題の『亡鬼桜奇譚』を含めて、思わず涙をたたえてしまうストーリーが詰まっています。全1巻。

壮絶な人生を描いた、涙腺崩壊の作品

修羅の棺

(出典:修羅の棺)

 

復讐のため「女」として生まれ変わった、圧倒的美貌をもつ男の壮大なサスペンス。

家族と恋人を殺されて自身も地獄を味わった主人公が、復讐を糧に過去の事件と現代の闇に挑みます。

主人公の気迫と最後まで読めない展開は鳥肌もの。青年漫画にも負けない本格サスペンスです。全12巻完結。

大奥

(出典:大奥)

 

謎の伝染病により、男子の数が激減した世界で、男女の立場が逆転した江戸では女将軍による統治が行われている。大奥では、希少となった男子を囲い、様々な陰謀や事件が巻き起こっていたー

男子が極端に減った時代を綿密な構成で描いた、壮大な歴史SF超大作。

それぞれの将軍の壮絶な人生の数々に圧倒されます。特に三代将軍・家光と有功の運命に涙が止まりませんでした。全19巻完結。

▶涙腺崩壊の実写映画版はU-NEXTで公開されています

花宵道中

(出典:花宵道中)

 

江戸時代後期、幕府唯一公認の遊廓だった吉原。

七つの頃に母を亡くし、山田屋へ引き取られた遊女・朝霧(あさぎり)は、美形の職人・半次郎と出会い、生まれて初めて恋をする。やがて恋仲となった2人だが、半次郎は殺人犯として指名手配されていてー

官能小説を原作に、遊女たちの生き様を描いた儚く、悲しい物語の数々です。

たくさんの遊女たちの人生が重なり合い、綴られていく様は圧巻。コミカライズと思えないほど構成もストーリーもしっかりしています。全6巻完結。

女王の花

(出典:女王の花)

 

姫でありながら不遇の幼少期を送ってきた亜姫(あき)は、金の髪と天の色の眼を持つ奴隷の少年・薄星(はくせい)と出会うー

戦い続ける亜姫と薄星の宿命を描いた壮絶な大河ファンタジー。

死と隣り合わせの危険な日常を乗り越えていく2人。主従を超えた絆に、読むたびに涙が止まらない究極の純愛です。全15巻完結。

想いは結ばれない、切なすぎる少女漫画

砂の城

(出典:砂の城)

 

大富豪の家に生まれたナタリーは、彼女の誕生日に屋敷の前に捨てられたフランシスと兄妹同然に育てられ、やがて惹かれ合い結婚の約束を果たす。しかし、交際を反対された2人は海に身を投げ別れ別れに…。 数年後、奇跡的に救助されたナタリーが、行方不明となったフランシスを探すがー

悲劇に次ぐ悲劇に、胸が張り裂けそうになる名作。

少し古い作品ですが、絵柄も気にならないくらいストーリーに引き込まれます。

昔はバッドエンドでおわる切ない物語も多かったですが、その中でも一押しの作品。昼ドラ化もされました。文庫本は全4巻完結。

リョウ

(出典:リョウ)

 

女子高生の遠山りょうは、修学旅行で弁慶と名乗る謎の男に襲われる。弁慶との出会いをおきっかけに、自分が源義経(牛若丸)であることを知ったりょうは、謎の狼に導かれ弁慶とともに平安時代へと舞い戻るがー

『源義経が女だったら』という設定からはじまる、戦いの日々と切ない恋物語を描いたタイムトリップファンタジー。

まさかの伏線、そして最後は誰も予想できない驚愕の展開が待っています。全8巻完結。

下弦の月

(出典:下弦の月)

 

彼氏に浮気された美月は不思議な魅力を持つアダムと出会い惹かれる。居心地の悪い家から逃げるようにアダムの元へとむかった美月。一方小学生の蛍たちは、猫に導かれて謎の洋館に迷い込みー

美月と蛍。二人の主人公の物語が複雑に絡み合う、ミステリアスなラブストーリー

りぼんで連載されていたのが信じられないくらい大人向けで、切ない恋のお話です。全3巻。

僕の初恋をキミに捧ぐ

(出典:僕の初恋をキミに捧ぐ)

 

幼い頃から心臓病で入院していた逞(たくま)と、その医者の娘の繭(まゆ)。

8歳のある日、繭は逞が「20歳まで生きられない」ことを知り、何とか逞の病気を治せないかと悩む。そんな繭の想いを知らない逞は、「大人になったら僕のお嫁さんになってください」と繭にプロポーズするがー

初恋、幼なじみ、そして誰よりも愛する人。必死に運命に抗おうとする姿に涙が止まりません。

成長するにつれてお互いにすれ違っていく様が切ないです。全12巻完結。

あとがき

悲しい結末はハッピーエンドよりも余韻が強いですよね。辛いのに何度も読みたくなる中毒性があります。

思いっきり泣きたいとき、つらい気持ちになりたいときにぜひ読んでみてください。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。