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【日常】芸術家・大竹伸朗(おおたけしんろう)の不思議な世界、Tシャツ、絵本、エッセイのこと【おすすめ】

はじめに

偉大な芸術家さんが手がける本というと難しい印象が先立ってしまい、なかなか手に取るまでいかないことも多いのではないでしょうか。

芸術家さんの絵本には、感情をそのまま伝えてくるような本や、想像力を働かせてくれる子どもにもおすすめの本がいっぱいあります。

今回は現代芸術家として世界で活躍している大竹伸朗さんの、老若男女問わずおすすめの作品についてご紹介します。

デザイナーやコピーライターに普及している、謎の「ニューシャネルTシャツ」

大竹伸朗さんの作品で、一般に普及したのがこのTシャツではないでしょうか。

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大竹伸朗 Tシャツ [ニューシャネル(ホワイト/XS)]

デザイナーやコピーライターの方に会うと、かなりの確率でこの「ニューシャネルTシャツ」を出会います。

斬新な書体、謎の「ニューシャネル」という言葉(裏側にはさらに意味不明な「ケルンの文字」)と、インパクトありすぎです。 でもなぜか、かっこいいなぁと思わせられます。

おしゃれな書店やブックカフェは、文房具だけでなく雑貨を置いているお店も多くなってきました。 このTシャツも例に漏れず、おしゃれなブックカフェなどで販売されていたりします。

実は「ニューシャネル」意外にも、東北チャリティーver.やシンガポールver.も発売されています。 見つからない、という方はネットで探すのが1番早いですね。一目で惹きつけられてしまう謎の引力をもつTシャツです。

筆者もそろそろ買おうか迷っています(←遅い)

こんな風に改造している方もいます(これカッコイイな…)

大竹伸朗デザインのニューシャネルTシャツをカオスティックに改造してみた。裏のケルンの部分はまさにカオス。 | reo masudaのブログ

 

現代芸術家、大竹伸朗の不思議な絵本の世界

さて、このTシャツを作ったのが、芸術家の大竹伸朗さんと知っておもわず納得してしまいました。

短い言葉や、一見よくわからないイラスト。(←失礼)

わけのわからいものなのに惹きつけられるのは大竹さんの作品に共通してみられます。

特に絵本に関しては、小さな子どもの頃に読み聞かせてほしかったと切実に思う作品がたくさんあります。今回はその中から特におすすめの2冊をご紹介します。

プレゼントしたい絵本No.1:ジャリおじさん

「やっぱりアーティスト感がつよいな」「子ども向けではないんじゃないかな」と思う方もいるかもしれませんが、 この絵本が子ども受け抜群なんです。

子どもは完璧なものよりも、”変わったもの””ごちゃごちゃしているもの”に興味を持つ傾向があるそう。鼻からヒゲが生えているおじさん、まっすぐじゃない建物といったごちゃごちゃした世界が、子どもの想像力を最大限に働かせる絵本になっています。

短いシンプルな言葉の中に、たくさんのメッセージが込められているのも特徴です。2〜3歳から読めますし、大人にもオススメの1冊です。

詩人・谷川俊太郎とのコラボ:んぐまーま

オノマトペのような言葉の”音”を楽しむ絵本が子どもに大人気ですが、その先駆けはこの絵本ではないでしょうか。

詩人・谷川俊太郎さんが文章を、大竹伸朗さんが絵を描いた、あかちゃんから読める絵本です。

一見わけのわからない言葉が綴られているように見えるのですが、言葉にだして読むのがとても楽しい! 想像が膨らみ、不思議と何度も読み返したくなります。

大竹さんのカラフルな絵も、インパクト抜群です。絵本を超えてもはや芸術だなぁとしみじみ思います。

言葉に感じるエッセイ:既にそこにあるもの

ここまで子どもも大人も惹かれる絵本を紹介しましたが、アート好きな大人の方にぜひ読んでいただきたいのが、大竹さんの20年間を綴ったエッセイ「既にそこにあるもの」です。

大竹さんが、1980年〜99年にかけて雑誌や作品集、展覧会のカタログなどに書いた文章を一冊にまとめたもので、その文章の謎のセンスに圧倒されます。

大竹さんの言葉には生命力が溢れていて、みた(読んだ)人の想像を自然と働かせる力がありますね。

何も考えたくないなぁと思うときや、旅にでたくなった時、一人旅の車中なんかで読むのがおすすめです。

あとがき 

アート好きな方は、これらの本や作品をすでにご存知の方も多いと思います。

もっとたくさんの人が芸術家の作品と敬遠せずに、気軽に手にしてくれたらいいなと思っています。

しっかり作り上げられた本ばかり読むと、なんだか完璧な人間になれって言われているような感じがしてくるんですよね。筆者だけかもしれませんが(笑)

こんな風に想像したり、考える余地を与えてくれる大竹さんの絵本やエッセイは、日常の中で必要なものだなぁと感じます。芸術ってそういうものなのかなって。

大人も子どもも、頭がカチカチになる前に、不思議な大竹ワールドに触れてみてはいかがでしょうか。

 

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