明治・大正ロマンを描いた恋愛漫画おすすめ15選【身分差・完結】

着物に袴とブーツの女学生、”かふぇー”や”サイレント映画”などの文化や芸術。

明治・大正は、次々と海外文化が入ってきて、女性たちの自由恋愛が花開きはじめた時代でもありますよね。

今回はそんなロマン溢れる時代を舞台に描かれた、女子のときめきを詰め込んだ漫画をご紹介します。

明治・大正時代の世界観たっぷりの作品を、ぜひ堪能してみてください。

(2020/1/25 作品追加しました)

身分差が切ない、ラブストーリー編

1東京ラストチカ

明治43年。有馬家で女中として働くことになった津村花。若き当主・光亨との出会いと時代の変化が、彼女を翻弄する。

おすすめポイント

時代を反映した身分差恋愛で、この作品以上に胸が締め付けられる作品はないのでしょうか。涙なしには読めません。ただただ切ない恋物語です。全2巻。

2金色ジャパネスク~横濱華恋譚~

文明開化で栄えた港街・横濱。16才の茉莉亜は、父譲りの金髪と碧い眼を隠して生きてきた。その異端の外見は、周囲の人から嫌厭され、差別を受けるから…しかし、名士・黛家の子息である麟太郎に本当の姿を見られ、思わぬ言葉をかけられる。「おまえ…人魚姫みたいだ…」その日から茉莉亜は、身分も、出自も越えた世界に飛び込んでいく‐‐!

おすすめポイント

金髪碧眼のヒロインがとにかく美しい。明治時代にハーフの女の子が生きるのは大変なんだろうなとしみじみ。ちょっとやんちゃで強引なイケメンのデレっぷりにキュンときます。

3花めぐりあわせ

明治35年、春──。穂積きょうは、田舎に暮らす元気いっぱいの13歳。目の見えないお母さんを治せる薬があると聞き、村を出て東京に奉公に出ることになりました。見るもの、聞くこと、全てが初めてだらけ… きょうの新しい生活が始まります。

おすすめポイント

奉公先の跡取り息子に想いをよせる主人公のお話。ひたむきに頑張る姿に応援したくなります。絵はキラキラしたThe少女漫画ですが、随所に胸に刺さる名言がつまった隠れた良作。全2巻。

4恋月夜のひめごと

環(たまき)は裕福な家の一人娘だが、幼い時から両親に構ってもらえず寂しい気持ちを抱えていた。そんなある日、黒田景明(くろだかげあき)が書生として家にやってくる。次第に、彼に淡い恋心を抱き始める環。しかしその一方で、なんと環の母・里子(さとこ)が景明に魔の手を…!?

おすすめポイント

たいようのいえ』のタアモ先生が描く、お嬢様と書生の切ない恋物語。かなり重い設定で、まるで昼ドラのような展開です。可愛いイラストとのギャップがすごい。全1巻。

5大正ロマンチカ

時は大正。父の形見を取り戻すために公爵邸を訪れた明。そんな明を出迎えたのは、金髪碧眼で超美形な異国の公爵様! 明は、形見を譲ってもらうかわりに、公爵がアンティーク貿易の取引で日本にいる間、お嫁さん役をすることになって――!?

おすすめポイント

正統派イケメンに溺愛される胸キュンラブストーリー。
現代風にアレンジされている部分もありますが、作中にでてくるアンティークや衣装がとにかく可愛い。ストーリーが進むほど切ない展開に涙が…。既刊21巻。

6大正処女御伽話

事故がもとで母と右手の自由、父の期待を失い田舎に養生という名目で家を追われた青年・珠彦。世の中の全てに嫌気がさし、引き籠もりの厭世家となり果てていた珠彦のもとに、夕月という少女がやってきた。彼女は父が珠彦の世話をさせるため買ってきた嫁で…。

おすすめポイント

作為的夫婦が本当の夫婦になるまでの日常ドラマ。献身的な夕月と珠彦の夫婦関係に、じんわり心が温かくなります。
大正という時代柄のシリアスな場面も多々ありますが、それ以上に2人の絆に癒される作品。全5巻。

可愛いのに本格的!ミステリー&サスペンス編

7明治緋色綺譚/明治メランコリア

明治中期、少女・鈴(すず)は吉原の廓に売られていたが、縁あって呉服屋の御曹司・津軽(つがる)に身請けされる。自分を救ってくれた津軽に感謝していたが、彼がなんの為に大金をはらって自分を救ってくれたのか解らない鈴。何も話さない津軽の本心を探ろうとするけれど!?

おすすめポイント

賢い少女×ミステリアスな青年の"年の差"ラブストーリー!謎解きあり、トキメキあり、陰謀ありで読めば読むほどハマります。鈴子の幼少時代を描いた「明治緋色綺譚(めいじひいろきたん)」全13巻と、15歳に成長した鈴子と津軽の恋を描いた続編「明治メランコリア」(全11巻)の二部制。最後までハラハラドキドキの見逃せない展開です。

8花族ワルツ

女学生「みどり」はある目的を持って、華族の家に家庭教師として下宿し始める。身籠りつつこの世を去った親友……その恋人は一体だれなのか? 親友の恋人を捜すため、奮闘するみどりを待ち受けていたのはまるでタイプの違う兄弟と、そして――!?

おすすめポイント

親友の死の謎を追って、華族の家に飛び込んだ主人公の復讐サスペンス。おとなしめの主人公とイケメンとのラブ要素も見逃せません。伏線が貼られた作品や時代ものが好きな方におすすめ。全2巻。

9涙雨とセレナーデ

ある日突然、音楽の授業中に光に包まれて、明治40年にタイムスリップしてしまった元気な女子高生・陽菜(ひな)。そこで出逢ったのは、愁いを秘めた御曹司・本郷(ほんごう)と、自分とそっくりな少女・雛子(ひなこ)。廻りはじめた運命の歯車――。

おすすめポイント

明治を舞台にしたタイムスリップ×成り代わり(?)もの。少しずつ明らかになる過去とタイムスリップの謎。すれ違う恋心がとにかく切なすぎる…!もどかしいけれど最高に面白い、いま一押しの作品です。既刊5巻。

10マダム・プティ

時は1920年代末。16歳の万里子は父の借金を返済してもらうのとひきかえに、幼少時からの憧れで、30歳も年上の俊と結婚、オリエント急行の旅に出る。しかし翌朝豪華絢爛な車中でインド人青年のニーラムらと出会った翌朝、思いがけない悲劇が万里子を襲う……!

おすすめポイント

可愛くて芯のある主人公の生き方がとにかくカッコいい。1巻から怒涛の展開で、ぐいぐい引き込まれます!異国での身分差ロマンスもときめきしかありません。全11巻。

11明治失業忍法帖

商家の娘・菊乃は維新で失業した忍・清十郎と出会う。ある目的のために、菊乃は彼に偽装結婚を持ちかけて?

おすすめポイント

偽装結婚、破天荒なお嬢様、隠密のイケメン…すべての萌え要素がつまった隠れた良作。時代背景が深く描かれているので、時代劇や歴史小説が好きな人にもおすすめです。既刊11巻。

読み応え抜群!ヒューマンドラマ編

12ニュクスの角灯

ジャック・ドゥーセのドレス、ダニエル・ペーターのミルクチョコレート、シンガー社のミシン、セーラー服、エジソンの蓄音機、革ブーツ、眼鏡、幻灯機(マジック・ランタン)……先進と享楽の都・パリ渡来からやってきた“夢の品々”に導かれ、少女はまだ見ぬ世界へ歩み出す……

おすすめポイント

読み書きのできない女の子が、不思議な道具屋で働くお話。あの時代の空気感、西洋から入ってくる数々の道具、そして海外に飛び出す人々の生き様に、ページをめくる毎にワクワクします。日仏のアンティークを描いた間違いなく傑作です。全6巻。

13日に流れて橋に行く

かつて大きな賑わいを見せていた、老舗呉服店「三つ星」。その三男・星乃虎三郎が、三年ぶりに英国から帰国した。新しい「三つ星」を作ろうと意気込むものの、店の者からはまったく歓迎されず、変わらず優しいのは、長兄の存寅だけ。一方、虎三郎を知っているらしき、謎の男・鷹頭も、「三つ星」再建のため、独自に動いており…。

おすすめポイント

あ、朝ドラだ…!生き残りをかけた呉服屋を舞台に、深い人間ドラマが繰り広げられます。女性誌にはめずらしい男主人公。庶民の女の子のシンデレラストーリー的な側面も面白いです。既刊3巻。

14文明開化とアンティーク~霧島堂古美術店

士族の娘・結子は借金をして買った雪舟の掛け軸を売るために古美術店・霧島堂を訪れる。そこにいたのは異人の血を引くドS鑑定士・ミハル。彼の見立てでは掛け軸は真っ赤な偽物で……!?

おすすめポイント

不憫系女子×ドSイケメンのアンティーク浪漫。異人さんとの絡みが多いのもこの時代ならではですね。丁寧に書き込まれたイラストと時代背景にワクワクします。全4巻。

時代を感じる、ほんわか日常編

15大正の献立 るり子の愛情レシピ

かけだし小説家の総次郎と家庭を支える妻るり子の毎日の手作りご飯。生活は決して裕福ではなくても、だれよりも幸せであったかい食卓。

おすすめポイント

今では当たり前になった日本式の洋食。その元祖の作り方や当時の食卓が垣間見えるあたたかいグルメ×日常漫画です。「ゐ・ゑ・ヰ・ヱ」などの旧仮名が使われていて、作品自体に味があります。既刊2巻。

あとがき

明治・大正時代は明治維新〜関東大震災など本当に大変な時代だったというのはわかっているんですが、だからこそこの時代を舞台に描かれた物語ってすごく面白い!

海外文化と日本文化の絶妙な融合、どっちつかずの曖昧な部分がいっぱいあるなかで、人々が懸命に生きている様子が伝わってきます。

今回はたくさんある中から、本当に面白い恋愛・時代ものを厳選してご紹介しました。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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