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バルセロナを旅行する前に!ガウディの建築を学べるおすすめの本7選

世界No.1観光地、スペイン・バルセロナには、その街のいたるところにガウディの建築があります。

世界遺産に登録されている作品だけでなく、その中の多くの建築は街中に溶け込むように佇んでいるのをご存知でしょうか。アートや建築に興味がない人でも、思わず街中で立ち止まってしまうんです。

今回は、バルセロナを観光する前にぜひ読んでいただきたい、ガウディの魅力を学べる本をご紹介します。 ガウディに興味がある人も、ない人も、読めば20倍バルセロナ観光が楽しくなること間違いなし!

美しい写真の数々や、スラムダンクなどの人気作を生み出した漫画家・井上雄彦など、様々な視点から描かれた本や雑誌は、 興味の度合いに応じて選ぶ参考にしてみてください。

写真とデザインで楽しむ、鮮やかな作品たち

建築家、アントニ・ガウディ(1852-1926)が手がけた建築物を網羅した写真集。

ガウディといえば、サクラダファミリアのような壮大な建物が有名ですが、路地の奥深くに残る教会や未完の計画までの約50選を、丁寧な解説で紹介している一冊です。

豊富な写真は、その場で見ていなくても存在感が伝わる臨場感がありますよ。

 

2004年に発行されたムック本です。人物・歴史・建築・デザイン・アート・謎など、さまざまな角度から紐解く構成は、ガウディの魅力を再確認できる集大成マガジンともいえます。

表紙がポスターになっている特別仕様や、空撮によるダイナミックな写真など、こだわりのデザイン満載。ガウディに関心を持った人なら是非持っておきたい一冊ではないでしょうか。装丁が素敵なので、こだわりの本棚に飾っておいてもいいかも。

 

漫画家・井上雄彦から読むガウディの姿

2014年7月森アーツセンターギャラリーで、スペインを代表する建築家、アントニ・ガウディと日本を代表する漫画家、井上雄彦さんのコラボレーションが実現した展覧会「特別展 ガウディ×井上雄彦 --シンクロする創造の源泉--」が開催されました。

この雑誌では、井上雄彦先生がスペインに滞在し、ガウディと触れる様子や、たくさんの作品から感じ得たことを展覧会へ昇華するまでの様子がレポートされています。

時代が異なる2人の偉大な芸術家が、”創造”という一線において繋がっていくのがよくわかる特別な雑誌です。

 

人間を描写することでは当代随一と言われる漫画家・井上雄彦先生が、スペインでの取材映像を通して自らの心の内にガウディを再生していくプロセスをまとめた創作ノート的な一冊です。

自然、建築、街、カタルーニャの 人々から受け取れる創造の“種=pepita"。

写真とイラストのバランスが素晴らしく、スペイン滞在記としても面白く読めます。

 

もっと深く知りたい!ガウディとその建築の歴史

ガウディの代表作サクラダファミリアで、彫刻家として活躍する日本人がいるのをご存知ですか。

本著は、120年以上も建設が続けられている大聖堂で、彫刻家として活躍する著者が、ガウディの建築に隠されたメッセージを読み解いていきます。

実際に作品に触れているからこそわかる、ガウディ建築の真髄。 ガウディと職人たちのやりとりや、現代に引き継がれたその建築がどのように続いているのかなど、ガウディに関する貴重な逸話を数多く読むことができます。

サクラダファミリアが完成した時に、もう一度読みたいと思っている本です。

 

ドラゴンなどの架空の生物や神話、歴史、星座をモチーフとしたガウディ建築の装飾を、35年間の現地調査に基づき解明する実践的なガウディ研究本です。

バルセロナに行くと、そのモチーフの意味を知っているだけで楽しみ方が全然違います。 ただ漫然と作品を見るよりも、数十倍楽しくなること間違いなしです。

 

最後に、ガウディだけでなく、大国スペインの歴史を網羅的に学べる本をご紹介します。

国土回復のイスラム掃討戦で勇名を馳せた伝説の騎士エル・シド、皇帝カルロスの生母で悲劇の女王フアナ、新大陸支配における同胞の悪行を告発した修道士ラス・カサス、不朽の名作『ドン・キホーテ』の著者セルバンテス、数多の傑作を描き残した宮廷画家ゴヤ、そして未完の聖堂サグラダ・ファミリアの建築家ガウディ。

時代や出身地、活躍した分野もさまざまな六人の生涯を通して千年の歴史を描く、物語シリーズ作品。歴史好きな人なら、絶対に面白く読める一冊です。

 

番外編・バルセロナの本当の姿を知るために

同じく歴史を知るための一冊として、バルセロナに行く前におすすめしたいのがこちらの本。近年、カタルーニャの独立騒動などがテレビでも報道されていますが、なぜバルセロナでそのようなことが起こっているのか、その理由がわかります。

中公新書から出ている「物語シリーズ」は、読み物として面白く歴史を描いているのでおすすめですよ。

あとがき

ガウディといえば曲線と繊細な装飾を多用した独創的なデザインでアート的な建築家と思われがちですが、 これらの本を読めば、だれよりも理性的で、思考する天才だったとわかるはず。類稀なる建築家、天才ガウディの魅力を、ぜひ感じてみてください。

最後までご覧いただき、ありがとうございました!