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名作文学がマンガで読める!おすすめ傑作漫画8選【完結済み】

夏目漱石や、太宰治をはじめ、文豪と呼ばれる人たちが書いた小説って、なんとなくとっつきにくいという人も多いのではないでしょうか。

いま歴代の文学作品が漫画となって、とても面白いことになっているんです!

今回は、原作を忠実にコミカライズしたものから、原作をベースにしつつ現代風にアレンジされたものまで、今回は文学を原作・題材にした人気の漫画(マンガ)をご紹介します。

夏目漱石 『こころ』 

夏目漱石の傑作「こころ」をコミカライズした作品。

現代風にアレンジされていますが、根本的な話の大筋は変わりません。 むしろ漫画だからこそ、人の感情や善悪の部分がより浮き彫りになっているのではないでしょうか。

原作を知らない人でも、1つの漫画作品として楽しめるはず!

宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』   

宮沢賢治の代表作「銀河鉄道の夜」を、猫を主人公に描いたノスタルジックな雰囲気な漫画です

この作品自体未完のまま遺され、様々な解釈が研究者達の間で行われていますが、 作者・ますむらひろしさんは、宮澤賢治とおなじ東北出身の漫画家。作者の宮沢賢治への敬意を感じられる丁寧な一冊です。

原作は青空文庫(宮沢賢治 銀河鉄道の夜)で無料で読めますので、ぜひ読んでみてください。

ドストエフスキー 『カラマーゾフの兄弟』 

重苦しい原作の雰囲気と絵柄がとてもあった良作。絵柄もモノクロが効いていてサスペンスの雰囲気バッチリです。

小説の方はページ数も多く難解なので、漫画で読みはじめるのもおすすめ。小説を読んだあと漫画を読めば、より理解を深めることができるでしょう。全2巻完結。

太宰治 『人間失格』  

ネット上に見つけた大庭葉蔵の独白が赤裸々に綴られたページ、そこに掲示されていた3枚の写真は葉蔵の転落の人生の軌跡を描いていたー

原作も衝撃的な太宰治の「人間失格」を、現代社会を舞台してコミカライズした作品。 現代風にすることでより生々しく、小説以上に圧倒される仕上がりになっています。

※性描写や人間不信になるような描写が多いのでご注意ください。全3巻完結。

ドストエフスキー 『罪と罰』  

ドストエフスキーの名作を、舞台を日本に、登場人物たちを“ひきこもり”と”援交する女子高生”に置き換え現代風にアレンジした作品。

人の心の闇と、善悪がテーマですが、サスペンス要素の強いストーリーに仕上がっています。原作を読み返したくなる、全10巻完結しています。

夏目漱石 『三四郎』  

恋はあまりにも難解で、青春はいつもほろにがいー

田舎から東京の大学に出てきた少年・小川三四郎が、年上の女性に強く惹かれ、悩み、葛藤する恋愛の一端を描いた作品。

「迷える羊(ストレイ・シープ)」という言葉を三四郎に幾度となく投げかけ、曖昧な態度を続ける美禰子の色っぽさが漫画だとよくわかりますね(笑)

時代の雰囲気がよく出ていて、小説が好きな方にもおすすめできる一冊です。

シェイクスピア 『ハムレット』 

生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ―

シェイクスピアの4大悲劇の1つ、ハムレットを漫画家した作品。

中世デンマークの王子・ハムレットは、突然の父の死と早すぎる母の再婚に悲しみのどん底に陥るが、やがて父の亡霊が現われ、その死因はクローディアスの謀殺によるものだと告げられる。 復讐を誓うハムレットは、愛するオフィーリアにさえ心を閉ざし、隠された真実を追い求めていくー

悲劇に次ぐ悲劇が特徴の作品ですが、なかなか原作に忠実です。デンマーク人の顔が日本人に見えてしまうところがちょっと残念(笑)

手塚治虫シェイクスピア漫画館

手塚治虫がシェイクスピアの作品を題材に描いたマンガを一冊にまとめた漫画集。

「ハムレット」「オセロ」「じゃじゃ馬ならし」「マクベス」「ロビオとロビエット」「ベニスの商人」の計6作品が収められており、読み応えがあります。

原作をそのまま漫画にしたというよりは、手塚治虫の中で噛み砕かれ、現代に向けて吐き出された作品。手塚治虫生誕90周年を記念して発行されました。 

番外編:有名すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。

中島敦の「山月記」や森鴎外の「舞姫」、エドガー・アラン・ポーまで、世界中の名作25作品を漫画で描いた一冊。

10ページ程の漫画に落とし込んでいるので、サクサク読めますし、なんとなく名作の全容がわかるという面白い本です。 読むのに根気のいるような名作にチャレンジするのは気がひけるという方はぜひ読んでみてください。どの文学作品を読もうか迷っている人にも入門書としておすすめです。

あとがき

名作文学作品をここまでコミカライズして、それが社会に受け入れられているのがさすが漫画大国日本だなぁと感じますね(笑)

名作は活字でも素晴らしいのですが、何気なく読み始めてみたい方や、活字の方がいまいち理解できなかった時には漫画版がおすすめ。筆者も漫画を読んで、今まで曖昧だったストーリーがより深く理解できるようになりました。

最後までご覧いただき、ありがとうございました!