小さな星がほらひとつ

あらいぐま書店

Livraria de Rakumarō

思わず旅にでたくなる本20選ー旅行記、小説、エッセイ、写真集

読んだら最後、思わず世界一周したくなる魅力的な本たち。今回はそんな思わず旅にでたくなるような面白い旅行記、冒険心をくすぐる小説、迫力のノンフィクションをおすすめのジャンルにわけてご紹介します。

世界を再発見できる、ノンフィクション小説

深夜特急

日本中の若者を、30年以上に渡ってバックパッカーとして送りだしてきた紀行小説。

著者・沢木耕太郎が若い頃に経験した、バスだけでインドのデリーから、イギリスのロンドンまで旅をする経験を計6冊に渡って綴っています。

当時の宿泊事情や、旅にでた若者の心情、世界各国のバックパッカー達との関わり合いまで、次々と起こる事件と出会いは冒険譚のよう。

出版されたのは実際の旅から歳月が経ったあとで、筆者の中で成熟した物語として描かれ、小説のように読みやすいのも特徴です。

一〇〇年前の世界一周

1905年(明治38年)、1人のドイツ人の青年が旅にでた記録を、貴重な写真とともに綴った一冊。

著者であるワルデマールが、アメリカ、日本、朝鮮、中国、インド、スリランカなどを周遊した折に撮った写真が数多く使われ、時を超えて、当時の世界一周気分に浸れる唯一無二の作品です。

旅のあとに待っているのは”戦争”という現実で、自分が旅した異国と戦うという無情が重くのしかかってきます。 100年前の人々がどのように暮らしていたか、何を考えていたかを知ることができる貴重な記録をぜひご覧ください。

モーターサイクル・ダイアリーズ

若き日の革命家・エルネスト(23歳)は、親友アルベルトとともに、中古のバイクに乗って、12,000キロの南米大陸縦断の旅へ出かけます。 金もなく、泊まるあてもなく、喘ぐバイクでアンデスを超え、船倉に隠れて密航し、いかだでアマゾン川を下る壮大な冒険の数々。

一方で、様々な出会いと別れを経験し、南米社会の過酷な現実をはじめて目にすることになるのです。 青年が世界を目にし、変えようと決意するまでを描いた青春旅行記。 革命家チェ・ゲバラの南米旅行記『チェ・ゲバラ モーターサイクル南米旅行日記』を元に映画化された作品の文庫版です。 

冒険投資家 ジム・ロジャーズ世界大発見

冒険投資家として、バイクで世界一周を経験したジム・ロジャーズが、今度は車で世界をめぐります。

ただの紀行文と違うのは、その国の状況や政府・経済に対する批判や考察が含まれているところ。 著者自信が実際に世界を巡り、いく先々で分析し、投資家として活動していく様は、世界情勢に興味をもつきっかけにもなります。

世界の仕組みについて考えさせられる、子どもの頃に読みたかったなと思う一冊。

 

旅する女子におすすめのエッセイ

人生で大切なことは全て旅が教えてくれた

世界40か国を旅した女性エッセイイストが、旅を通して学んだことや幸せとは何かを語っエッセイ本。

今の自分の生き方にもやもやしている女性に、おすすめの一冊。

降り積もる光の粒

日本をはじめ、様々な国でのエピソードを、日常的な言葉で綴った著者・角田光代の旅エッセイ。

「旅は、面倒だし困るし疲れる。旅をすることで人を成長させるとか私は思っていない。」

本当にその通りで、本当に旅って何回行っても慣れることがないですし、疲れるものなんです。 それでも旅にでてしまうのはなぜなのか、見知らぬ土地で出会った人々、感じた物事を鮮やかな言葉で描いた一冊になっています。

今日も世界のどこかでひとりっぷ

ひとり旅女子必見! 女性が自分自身のために自由に計画し、実行する気ままな一人旅を「ひとりっぷ」と命名し、 著者の「圧倒的な実体験」をベースに、おすすめの旅先や持ち物、お役立ち知識などを紹介したあたらしい旅本です。

無駄のない、合理的な著者の思考は、実際に旅にでるときに大いに役立ちます。ひとり旅で悩みがちな食事や、滞在先での過ごし方について、ヒントになる情報が満載の一冊です。特に著者が押しているのが”香港”で、読むと行きたくなること間違いなし!

 

旅と青春を詰め込んだ名作小説

青年は荒野を目指す

ネットもスマホもない時代に、20歳になったばかりの若者が、トランペット1つを持ってヨーロッパを放浪する自分探しの物語。

音楽と酒と女に溺れ、若者たちが自由と夢を荒野に求めて走り続ける様子が痛快に描かれています。 1960年代の若者の冒険を描き、圧倒的な共感を呼んだ、五木寛之の代表作。 

オン・ザ・ロード

著者・ジャック・ケルアックが自らの放浪体験を元に書き上げた自伝的内容の小説です。 第二次世界大戦後のアメリカ大陸を、小説家志望の若い主人公と悪友が、自動車・バス・ヒッチハイクで横断する青春放浪記。

社会のルールに縛られない、自由気ままで目的のない旅。

圧倒的な若さのエネルギーは、次第に人生への焦燥感や狂騒に飲み込まれていきます。 2007年に新訳版が出版され、「路上」から「オン・ザ・ロード」へと形を変え、今も若者に読まれ続けている不朽の名作。 

八十日間世界一周

イギリス人資産家フィリアス・フォッグが執事のパスパルトゥーを従え、後期ビクトリア朝時代の世界を80日で一周しようと試みる、波瀾万丈の冒険物語。

筆者は子供のころアニメで見て、その冒険譚に魅了されました。 当時でいえば、SFともいえる有り得ない夢物語だったのでしょうが、今では80日間どころか1ヶ月もあれば世界一周できる様になってしまいました。

 

世界の美しさに圧倒される写真集

世界遺産驚異の50選

イルリサット(グリーンランド)、メテオラ(ギリシャ)、ナスカの地上絵(ペルー)など50の「驚異」との出合いをまとめた写真集。 世界遺産を迫力の写真で楽しむことができます。

思わず「うわぁ」と声に出てしまうほど素晴らしい写真の数々は必見! 巻末には、全世界遺産リスト830が載っています。

ぼくの出会ったアラスカ

アラスカに魅せられ、20年にわたりその大自然と動物たち、その土地に生きる人々を撮り続けた写真家・星野道夫が、 野生動物や風景など、壮大な四季の巡りをとらえた作品90点と、友との交流を描いた文章を編んだ“アラスカ交友録”。

写真も素晴らしいですが、アラスカに生きる若者や星野さん自身の言葉が綴られた文章も素晴らしいです。 壮大な自然と、そこで生きる人々の”生きるということ”に圧倒される作品。 

死ぬまでに行きたい!世界の絶景

Facebookページ「死ぬまでに行きたい! 世界の絶景」から特に人気のあった絶景を厳選した写真集。

プロからアマチュアまでたくさんの旅人が、世界中で撮ってきた写真が集まって、キラキラと魅力溢れる一冊に仕上がっています。 筆者の友人の写真も使われています(笑) 安全に絶景へ到達するための旅行ガイドと、実際にその土地を旅した人々の体験談も満載!

いつかは行きたい 一生に一度だけの旅BEST500

世界中にある特別な旅のシーンを切り取って、教えてくれる旅本。 素敵な写真とともに添えられた言葉は、すぐにでも旅にでたくなります。 ガイドブックにある様な観光地ではなく、旅人として世界を楽しむ方法を教えてくれるおすすめの一冊。 ちゃんとその場所への生き方やおすすめの季節、アドバイスも書かれています! 大型のビジュアルブックも出ていますが、コンパクト本なら実際の旅におともにも良いですよね。

笑いがとまらない、旅の紀行文

ラオスにいったい何があるというんですか?

旅先で何もかもがうまく行ったら、それは旅行じゃないー

ノルウェイの森』の舞台であるフィンランドを含め、世界を回りながら旅の本質を書き出した村上春樹のエッセイ。 村上春樹の小説を読んだことないという人でも、気軽に読める一冊です。

インドなんて二度と行くか!ボケ!!―…でもまた行きたいかも

お笑い芸人の夢破れ、ニートに転職した作者。最愛の彼女にも去られ、なぜか思い立ったのは“インドにでも行くか!” 勢いで飛び立ったものの、そこは日本の常識が全く通じない驚天動地、摩訶不思議の世界だったー

インドの旅行は大変だ、ということを大爆笑しながら実感できる一冊。下痢に苦しみ、ひたすら詐欺師のようなインド人たちと闘う著者の実体験が描かれています。 でもこの本の壮絶な体験(笑)を読んでも、なぜかインドに行きたくなってしまうんですよね。

わたしの旅に何をする。

脱力系サラリーマンが世界中を旅していく様子をありのままに描いた旅行記。

旅の裏話満載の内容はついつい笑ってしまうものばかり。一人旅の寂しさを吹き飛ばしてくれる一冊です。

洗面器でヤギごはん

世界にはどんな人がいて、どんな食べ物があり、どんなにおいがするのか―

パタゴニアの荒野でご馳走になったランチ、フィヨルドの海で釣ったサバのうしお汁、一見生ゴミセネガルのぶっかけメシ、思わず落涙したアジアの懐かしい味。自転車旅行だから出会えた"食と人"の思い出を綴った食に焦点をあてた旅本。

太陽と風のダンス

酒と女とインモラルな要素をこれでもかと詰め込んだ、世界中をパーティーのように旅した著者の紀行文。

若い頃に読めば読むほど、その縛られない生き方に憧れてしまうかも。 新しい人生と、生き生きとした世界を感じさせてくれる本です。

いちばん危険なトイレといちばんの星空―世界9万5000km自転車ひとり旅

「美人の多い国」「メシがうまい国・まずい国」「危険なトイレ・ホテル」など。

7年半かけて87カ国を自転車で旅した著者が、世界一〇〇な場所を、面白いエピソードを交えて綴っています。

全30編で、読み応え抜群!あえて危険な場所に行ってみたくなる景色が詰まった一冊。

あとがき

読むと世界一周や観光地化していない場所に旅行に行きたくなる本ばかり集めてみました。

安心安全だけではないのが、旅の醍醐味。大変な経験も歳をとれば、かけがえのない思い出と笑い話になります(笑)

旅は何歳になってもできるもの。一歩踏み出す勇気がほしい時、ぜひ読んでみてください。

最後までご覧いただき、ありがとうございました!