小さな星がほらひとつ

あらいぐま書店

Livraria de Rakumarō

怖いけど面白い!読むのに注意が必要なおすすめ名作漫画15選

誰でも楽しめるおすすめの漫画に対して、読む人によってはトラウマになりそうな名作があります。

今回は、前回ランキングに載せられなかった、閲覧注意のホラーやサスペンスの名作をまとめてご紹介します。年齢制限表現が満載で、読むのに注意が必要ですがとにかく面白い。完結作品も多いので、読むならぜひ一気読みがおすすめ。

注:流血表現や残虐なシーンが苦手な人は読まないほうがいいです

王様達のヴァイキング

高校を中退し、バイトもできず社会からはみ出ていた、18歳の是枝一希が唯一持っているのは、ハッキングの腕。 純粋すぎる天才ハッカーの前に現れたエンジェル投資家によって、是枝は次第にそのハッキング能力を生かしていく。

現代のインターネットに潜む闇や、未来を予見しているような本格IT漫画。主人公の異常なまでの天才ぶりは痛快。 専門用語がわからなくても、次第にのめり込んでいく中毒性の高い作品です。

ネットが社会に及ぼす影響や、エンジニア・ハッカーの凄さがわかります。既刊14巻。

バイオレンスアクション

かわいい見た目に、天然な発言の美少女「ケイ」は、デリヘルを装った「殺し屋派遣サイト」で指名一位の腕をもつ最強の殺し屋だったー

殺し屋を依頼する人、その依頼人を狙う相手も、みんな勘違いしてしまうほど殺し屋っぽくない女の子。 ゆるっとした天然発言と、仕事(殺し)のシーンとのギャップに、度肝を抜かれる読者も多いはず。これぞギャップ萌え。

殺し屋マンガの新境地を開いた、ゆるふわ女子のハードボイルド系殺し屋作品。既刊3巻。

GANTZ

地下鉄のホームで撥ねられ死んだはずの高校生・玄野計(くろの けい)と加藤勝(かとう まさる)は、謎のマンションの一室に飛ばされる。 玄野たちと同様に死んだはずの人々が集められたその部屋にあったのは、謎の大きな黒い球体。その「ガンツ」と呼ばれる球に、理由もわからないまま星人を「やっつける」ように指示され、別の場所へと強制的に転送されていく。

星人との戦闘により次第に変わっていく人間心理、死んだ人間を蘇らせたいという欲望、そして不条理な死を描いたバイオレンスSFアクション。 個性的な宇宙人や、謎の多いガンツという仕組み、戦闘スーツなど、作者のオリジナリティ溢れる世界観に圧倒されます。星人とか恐怖でしかない。全37巻完結。

亜人

人間となんら変わらない見た目でありながら死なない生き物ー 高校生・永井圭は、交通事故に遭遇し死んだかとおもわれた直後に生き返り、自分が『亜人』であることを知る。 自分を普通の人間だと思っていた永井は、戸惑いの最中、政府に追われる身となり、幼馴染の海斗の手を借りて逃げようとするが…。

亜人に対する酷い虐待実験は、自分と違うものを排除しようとする人間のエゴの塊。 誰を信頼し、誰と敵対するのか。人間だけでなく、亜人同士でもまとまりきれない様子は人類永遠の課題の象徴のようです。 個々の生き物の葛藤や思考が描かれた異人バトルミステリー。既刊11巻。

東京喰種

人間社会に紛れ込み、人を喰らう生物「喰種(グール)」。 読書好きの平凡な大学生・カネキは、好意を寄せいていた女性・リゼが実は喰種で、自分を捕食しようとしていたことを知る。 リゼに襲われ瀕死の重症をおったカネキは、彼女の臓器を移植されたことで、人間の食べ物を受け付けない半喰種となってしまうのだったー

人を喰らわなければ生きていけない体になったカネキの苦悩や葛藤、喰種として生きている人々の中にも人間を大切に想う人たちがいることが切ない…。 喰種を畏怖する人間、人間を喰らうことだけが目的の喰種、人と喰種の間で葛藤する人々の人間ドラマを描いた、かなりグロめのダークファンタジー。 感情移入しやすい人は読んでいて辛い作品です。全14巻完結。

進撃の巨人

巨人の餌と化した人類は巨大な壁を築き、壁外への自由と引き換えに侵略を防いでいた。 『壁の外の世界』に憧れる少年・エレンは、壁外調査へ出られる『調査兵団』への入団を希望していたが母親や幼馴染・ミカサに反対されている。 ある日、エレンが10歳なったとしに、突如現れた「超大型巨人」によって壁が破られ、多くの人が虐殺される。目の前で母親を殺され、家も夢も失ったエレンは、「訓練兵団」に入隊し、巨人への復讐を誓うー

圧倒的な力を持つ巨人とそれに抗う人間たちの戦いを描いたバトルファンタジー。

とにかくグロテスクなシーンが多いけれど、この世界の中では普通なんだと感じてしまう説得力。 巨人への憎悪で突き進む少年の前に、自身の存在すら揺らぐ「衝撃の事実」が次々と突きつけられます。立ちはだかる「巨人」と「世界」の謎は気になって仕方ありません。 途中まで読みましたが謎が多いので、完結してからまとめて読みたいと画策しています。既刊24巻。

寄生獣

空から飛来した謎の生物に寄生された平凡な高校生・泉 新一(いずみ しんいち)。 間一髪で脳の乗っ取りだけは免れた新一は、右手に宿ったパラサイト「ミギー」と共生生活を送ることになる。

人間の頭に寄生して人間を食べる「寄生生物」、次第に対抗する術を身につけていく「人間」、そしてどちらにも属さない「新一とミギー」。

人間とは何か、生物とは何かを考えさせられる、「エイリアンもの」の代表作。

一見、残虐なパラサイトによる地球侵攻を描いたSFサスペンスですが、『地球環境を汚染する人間こそが、地球を食い物にする「寄生獣」である』という哲学的な側面も含んでいます。 その後出版された数々の作品に影響をおよぼした名作。全10巻完結。

BLACK LAGOON ブラック・ラグーン

旭日重工の会社員・岡島緑郎(おかじま ろくろう)は、会社の重要機密が入ったデータを運ぶ途中、3人組の運び屋「ラグーン商会」に襲われ、人質となってしまう。 会社に切り捨てられた緑郎は、「ラグーン商会」のメンバーと力を合わせ、傭兵部隊を退けることに成功。争いごとは嫌いな平凡な日本人が、持ち前の交渉力だけを武器に海賊となり、犯罪年で非日常に身を投じていくー

架空の犯罪都市ロアナプラを舞台に、荒事も請け負う運び屋と、いわゆる裏社会に属する組織や人物たちが繰り広げる犯罪アクションストーリー。

猥雑なセリフが飛び交い、銃撃戦、ドラッグ、殺戮、児童虐待、マフィア抗争などあらゆる犯罪が巻き起こります。 平凡な日本人が主人公だからこそ、よりハチャメチャなキャラクターたちが際立っているような(笑)アウトローとミリタリーが混在するハードボイルド作品です。既刊10巻。

漫画にはない、オリジナルストーリーが描かれた小説もおすすめです!これまでに「シェイターネ・バーディ」「罪深き魔術師の哀歌」の2作が発売中。

HELLSING

吸血鬼による残虐な事件に対抗すべく結成された、王立国教騎士団・通称「ヘルシング機関」。 絶大な力を持つアーカードは、自身も吸血鬼でありながら吸血鬼討伐のエキスパートだったー

英国を舞台に、吸血鬼と吸血鬼ハンターの戦いを描いたダークバトルファンタジー。 敵キャラも含めキャラクターが魅力的で、とにかくセリフがかっこいい!流血表現も多いですが、ヒロインのセラスが色っぽくて好きです。全10巻完結。

「伝説の女優」の母を持つ累(かさね)は、母とは似ても似つかない醜い顔が原因で、周囲の人間から心無い仕打ちを受けてきた。 小学校でいじめを受けている累は、ある日学芸会の演劇の舞台で母親の形見である口紅を使い、いじめの首謀者の美少女と顔を入れ替えてしまう。 舞台に立つ喜びを見出した累は、死んだ母親同様、口紅の力を使って他人の顔を奪い、女優としての階段を登っていくがー

美しい顔を巡って、利用する人、利用される人々の思惑が絡み合う、ダークサスペンス。既刊12巻。

秘密 ―トップ・シークレット―

近未来、死人の脳から記憶を映像として再現できるようになった社会では、「科学警察研究所 法医第九研究室」、 通称「第九」と呼ばれる警察機構によって、これまで解明不可能とされていた事件を次々と解決していた。 世間から強い偏見と反発、心を病むほどの過酷な捜査。そんな中で新人の青木(あおき)は、第九室長 薪 剛(まき・つよし)と出会い、様々な事件と”秘密”に関わることになるー

近未来の日本を舞台にした本格SFサスペンス。 猟奇殺人や虐待、当時の世相を反映した社会問題を直接的に描いており、清水作品の中ではサスペンス・ホラー要素が特に強烈な作品。 それでも続きを読まずにはいられないほど、惹きつけられる魅力があります。 全12巻で本編は完結していますが、現在は外伝を連載中。既刊6巻です。

デビルズライン

吸血欲をもった「鬼」と呼ばれる存在が静かに息づく日本社会。 人と鬼のハーフであり、警視庁公安五課で鬼の犯罪を取り締まっている安斎結貴は、捜査の最中、大学院生の平つかさと出会う。 惹かれあう2人は、やがて鬼の抹殺を企てる組織「CCC」や、それを裏で操る黒幕の陰謀に飲み込まれていくー

女性にも迷わずおすすめしたい、鬼と人間の愛や欲望、社会との軋轢を描いたダークファンタジー。 愛していても殺してしまうかもしれないという不安や葛藤。主人公2人の切ないラブストーリーも魅力。

元々は作者の個人サイトで連載されていましたが、WEB漫画時代から、唯一ホラージャンルではまった作品です。既刊11巻。

いぬやしき

見た目さえないサラリーマンの犬屋敷壱郎(いぬやしき いちろう)は、家族からも会社でも冷たい仕打ちを受け、追い打ちをかけるように余命3か月を宣告される。 家族にも言えず1人思い悩んでいた犬の散歩中、立ち寄った公園で、高校生・獅子神皓とともに宇宙人による事故に巻き込まれまさかの死亡。事故を隠蔽したい宇宙人によって、生前の記憶や精神を持った機械の身体となって生き返るー

人の命を助けることで生きていることを実感できる犬屋敷、人を殺すことによって生きていることを実感できる高校生の獅子神。 人ではなくなった2人が、各々の信じる思想のまま人類と相対する、衝撃のバトルファンタジー。 見た目おじいちゃんな正義のヒーローの活躍シーンは胸がすっとなります。家族ものとしても面白いハートフルな一面も。全10巻完結。

ワンダーランド

平穏な毎日を過ごしていた高校生・ゆっこ。ある朝起きたら、体が小人のように小さくなってしまっていた! 取り囲むもの全てが恐怖を感じるほど巨大な障害物。必死の思いでたどり着いたリビングでは、両親が飼い猫に虐殺されていてー

突如、死の危険に襲われた人々の衝撃のパニックホラー作品。猫にも人にも襲われ、殺され、わけのわからないまま進む恐怖感を味わえます。 唯一の癒しが犬という、猫派に厳しい漫画。全6巻完結。

刻々

佑河樹里(じゅり)は、無職の父 、ニートの兄、隠居の祖父(じいさん)と母親、シングルマザーの妹、甥の7人家族。貧乏な暮らしながらも平凡に暮らしていたある日、甥と兄が幼稚園からの帰路の途中で誘拐され、犯人から身代金要求の電話が掛かってくる。犯人の要求する時間に間に合わないと判断した祖父は、佑河家に代々伝わるという止界術を使い、時間を止めるがー

時間が止まった世界で、謎の組織と相対する家族の衝撃のホラーサスペンス。水木しげるや伊坂幸太郎も推薦する、新感覚のSFサスペンス。全8巻完結。

あとがき

どの作品も面白いんですが、感情移入しやすい人は読んでいて辛いかも。痛いシーンをみると自分が痛いような気がしてしまいます(笑)

作者さんたちはフィクションと割り切って書いているから平気なのか、はたまたグロい表現の向こう側にある深いテーマを見据えているのか…。 こういう作品を怖がらずに読める人は、どうやって読んでいるのか聞いてみたいです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました!