日本人の多くが抱えている将来への不安。
現在の平均寿命から考えると、20代の人はあと60〜70年は生きるでしょうし、30代の人でも50年は生きると想定されます。
年金や国はあてにならないのか? 50年後の世界はどうなっているのか? 働く期間がどんどん長くなり、お金や健康も心配になりますよね。
でも毎日将来を心配して過ごすなんてもったいない!今回は、将来に漠然とした不安を持っている人に読んでほしい、心を少しでも軽くできそうな本をご紹介します。
- 未来の年表 人口減少日本でこれから起きること
- 2050年 衝撃の未来予想
- 弘兼流「ひとり力」で孤独を楽しむ
- お金をかけずに老後を楽しむ 贅沢な節約生活
- なぜイギリス人は貯金500万円で幸せに暮らせるのか? イギリス式 中流老後のつくり方
- 首のたるみが気になるの
- いちばん未来のアイデアブック
- あとがき
未来の年表 人口減少日本でこれから起きること
働く人の人口が減り、すでに超高齢化社会へと突入した日本。ではこのまま人口が減り続けた日本はどうなるのでしょうか。
2017〜2115年までの日本の変化を、主に人口に焦点を当てて推測している一冊です。 技術者不足、介護離職、認知症患者の増加…今も起きていて対処できていない問題が今後深刻化してしまうのは避けようのない事実です。
増えていく世界人口に対して日本はこのまま、衰退してしまうのでしょうか。 いえいえ、そんなに悲観的にならなくても大丈夫、次世代のためにできることもまだまだたくさんあります。 未来の良いところと悪いところ、どちらも見ることで不安のベクトルを変えてしまいましょう!
2050年 衝撃の未来予想
日本の将来をイメージできたら、今度は世界の未来を読んでみませんか。
脳、人工知能を専門とする科学者として活躍する著者が、未来の世界地図を鋭い切り口で予見しています。
- 平均寿命120歳時代到来!
- 巨大資本による仮想通貨が流通!
- 世界はサイバー空間を中心に再編される!
まだまだ遠い未来のことと思うでしょうか。仮想通貨はもう実現していますし、ロボットの実用化は続々と開発が行われています。
将来のことが不安なとき、人は『自分の将来』しか考えていないことが多いです。ふと『世界の未来』を考えてみれば、いまの悩みが小さなことに思えてきますよ。
弘兼流「ひとり力」で孤独を楽しむ
老後で最も大きな不安の1つは「孤独」ではないでしょうか。
「孤独」ってすごくネガティブな言葉ですが、人生の始まりと終わりはみんな一人なんです。そんな一人の時間をどう楽しく過ごすかを教えてくれるのがこちら。
「ひとりでも楽しく、身軽に生きるための力」を教えてくれる一冊です。自立した一人一人の高齢者が集まって、楽しく暮らしていけたら最高ですよね。
お金をかけずに老後を楽しむ 贅沢な節約生活
「孤独」を上回る老後の一番の心配といえば「お金」ですよね。
実は、お金をかけなくても、老後の日々を楽しく過ごすことはできるんです。 お金をだして便利なサービスばかりに頼るよりも、知恵をだして、毎日の生活をアクティブに楽しむことが、健康にも節約にも繋がります。
「体力がなくなるだろうからできないだろうなぁ」とか「腰を悪くしたらどうしよう」といった余計な心配ばかりしていないで。
楽しく無駄を省きながら、時に贅沢に、優雅に日常を楽しみましょう。「弔事の出費を抑える方法」なんて知識も紹介されています(笑)
なぜイギリス人は貯金500万円で幸せに暮らせるのか? イギリス式 中流老後のつくり方
世界で一番貯蓄しているといわれる日本人ですが、老後の資金への不安はなかなかなくなりません。
いくら貯金があってもまとわりつく、老後への不安は、ますます強くなるばかり。対して、イギリス人の老後への思いは、なんとも大らかで、お金の心配とはほぼ無縁。
貯金500万円でも幸せに暮らせるイギリス人の老人たち。その秘密は、人生への考え方にあるのかもしれません。 使えるサービスはしっかり使い、何歳になっても社交や自立を大切にする、その姿勢に学ぶことがたくさんあります。老後への心持ちを少し変えてくれる一冊。
首のたるみが気になるの
30歳、40歳、50歳…年齢を重ねるごとに増えていくため息。そんな、年を経ることに怯えてしまう女子におすすめの一冊をご紹介します。
60代になったら女子の悩みはなくなるのでしょうか?
いいえ、そんなことはありません。何歳になってもでも悩みはつきないものなのです。ノーラは、「歳をとることがステキなんて冗談じゃない!」なんて言い切ってしまいます。年を重ねていく女性の日常や生き方を、ちょっぴり毒舌に、可愛く描いた、思わずくすっと笑えるおすすめの一冊。
もやもや、イライラ、なんとなく元気が出ない。そんな時は、ノーラ・エフランの飾らない人生エッセイを読んでみてください。
いちばん未来のアイデアブック
老齢学の研究者たちが監修し、合計28時間におよぶセッションから得た、「こんなものがあったらいいなぁ」という現代の高齢者の願望を、285のアイデアにまとめた一冊。
いまの若い人たちだって、50年経てば同じ高齢者の仲間入り。先輩たちの意見から、自分たちの老後を充実させるアイデアを頂いてみるのはいかがでしょうか。
ポップで明るいイラストと、思わずクスッと笑ってしまうアイデアや、「おぉ…」と唸ってしまうようなナイス意見まで。将来を心配するばかりでなく、自分たちで考えようと思える啓蒙本です。
あとがき
日本人って「備える」ことに関してはすごい力を発揮すると思うんです。(さすが農耕民族!)
今は、その方向が貯蓄や保険に行きがちですが、将来に向けて備えることは『心持ち』だったり、『よりより未来にむけて努力すること』でもあるのかなとしみじみ思ってしまいます。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!