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Livraria de Rakumarō

現実とかけ離れた圧倒的世界観!おすすめハイファンタジー小説5選

『ハイ・ファンタジー』とは、現実とは全く異なる世界観を持つ、架空の世界のファンタジーのこと。

その世界の国や歴史、衣食住といった文明、そこで生きる生物まで、完全に創作した異世界ファンタジーです。独自の世界観とルールの中で繰り広げられる物語の魅力にはまってしまったらもう抜け出せません!

今回は、世界観が圧倒的にすごい、おすすめのハイファンタジー作品をご紹介します。

指輪物語

『ロードオブザリング』として映画化された、イギリスのJ・R・R・トールキンによる長編小説は、ハイファンタジーの代表作!

魔法使いやエルフ、ドワーフといった様々な種族が暮らす世界で、ホビット(小人のような種族)の主人公が、「世界を思い通りにでき、災いをもたらす」という闇の力を持つ指輪を手に入れてしまい、冥王の手から逃れ、指輪を破壊するための旅にでます。 次第に主人公は、闇の勢力との戦いや、世界の運命を決する戦争への道筋を辿っていくことにー

ストーリーの順序は、『旅の仲間』『二つの塔』『王の帰還』と大きく3巻に分かれています。 愛蔵版は全3巻で発売中。文庫版は全10巻と多いですが、移動中の読書など持ち運びには文庫版がおすすめ。

『旅の仲間』以前の冒険を描いた、『ホビットの冒険』は『指輪物語』の原点ともいえるファンタジーですので、指輪物語とあわせて読むとより楽しめること間違いなし。

精霊の守り人

短槍使いの女用心棒・バルサは、川に流された皇国の第二皇子チャグムを救います。彼はその身に精霊の卵を宿していたことから、父親と怪物ラルンガからそれぞれ命を狙われていました。チャグムの母、二ノ妃に頼まれ、卵がチャグムの体を離れる夏至まで、一緒に暮らし始めたバルサとチャグムでしたがー

「精霊の守り人」はシリーズの1作目で、30歳の女用心棒バルサを主人公に、人の世界と精霊の世界を描いたファンタジーです。 本編10冊と外伝2冊が出版されています。

シリーズでは、バルサが主人公の物語は題名に「守り人」、皇子チャグムが主人公の物語は題名に「旅人」と付いており、2人の物語は最終巻「天と地の守り人」で合流します。時系列順に沿って読むのもいいですが、最初の方が世界観に入り込みやすいので、発行順に読むのがおすすめ。

十二国記

毎日怖ろしい夢に悩まされていた女子高生・中嶋陽子は、ある日、「ケイキ」と名乗る謎の男により、見知らぬ世界に落とされます。不老の神仙や妖魔が存在するその世界には、十二の国があり、神獣の麒麟(きりん)が天意に従って選んだ王により統治されていました。陽子は、満身創痍になりながら、元の世界へ戻ることを望み、旅をしますがー

古代中国のような国を舞台にしていますが、独特の文化や出生観が特徴的で面白い。生き物は特別な木から生まれるため、女性は出産しません。半分人間半分獣である半獣と呼ばれる人々が存在し、物語の重要なキャラクターも半獣だったり。

麒麟に選ばれる王、それを補佐する麒麟、理想や野望を抱く官吏、市井の民など、様々な立場の人々が過酷な運命のもとで必死に生きる姿を描いた物語です。

西の善き魔女

女王制の国グラールの北方、辺境の地セラフィールド。平和な日々を送っていた15歳の少女・フィリエルだったが、舞踏会の朝、幼なじみの少年・ルーンから青い石のペンダントを手渡される。それは、偏屈な天文学者ディー博士から託された母の形だったー

平和な日々が一変し、謀略の最中に巻き込まれたフィリエルは、大切なものを守るために立ちはだかる壁を乗り越えていきます。 少女の出生の秘密から始まる、ドキドキワクワクの展開がたまらない王道ファンタジー。

図書館の魔女

鍛冶の里に生まれ育った少年キリヒトは、王宮の命により、史上最古の図書館に暮らす「高い塔の魔女」マツリカに仕えることに。 古今の書物を繙き、数多の言語を操って策を巡らせることから、「魔女」と恐れられる彼女は、話すことができない少女だった。耳が良く、手話もできるキリヒトは、すべての言語と文字を理解しながら話すことのできないマツリカの通訳して日々を過ごしていくがー

『史上最古の図書館』とそこに詰まった叡智・歴史・文化など、世界観がしっかりした読み応え抜群の作品。本好きならその描写だけでうっとりしてしまうこと間違いなし。「魔女」と恐れられるマツリカの本当の姿と、それを狙う敵との戦いを描いた正統派ファンタジーです。

番外編 漫画ならこれ!『風の谷のナウシカ』

高度産業文明を崩壊させた「火の7日間」という最終戦争から1000年、汚染された大地には異形の生態系である巨大な菌類の森「腐海」が拡がり、腐海を守る「蟲」と呼ばれる昆虫に似た巨大生物たちが生息していた。

衰退した人類が”腐海の瘴気”と”蟲”に怯える中、荒廃した世界で、自然に心を寄せる1人の少女の物語。

言わずと知れたジブリの名作ですが、漫画で読むとより映画で描かれていた世界がどんな状態だったのかより詳細にわかります。

あとがき

『ハイ・ファンタジー』に対して、現実の世界を舞台にしたファンタジーを『ロー・ファンタジー』といいます。あの有名な「ハリーポッター」は、魔法の世界もありながら、イギリス・ロンドンという現実の世界も含まれているので、実は『ローファンタジー』よりの物語なんです。

ハイとローとどちらが良いということではないですが(笑)ジャンルとして小説を選ぶ際の参考にしてみてください。

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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