『カードキャプターさくら クリアカード編』の最終回が「え、これでおわり?」という衝撃の展開だったので、アニメ最終回と今後の展開について考察してみました。
目次
アニメは全22話で最終回!
アニメは2018年6月10日に、2クールの全22話で最終回となりました。
1クールは、3ヶ月間の放送で11~12話です。
今回のクリアカード編が22話で終わることは、公式ホームページの月城雪兎/月(ユエ)役の声優・緒方恵美さんのインタビューから事実なようです。
(といっても、もう終わっていたのですが、あまりにも最後がしっくりこなかったので…)
20話あたりから嫌な予感はしていたのですが、クリアカード編1期は、本当に謎だらけのまま終了してしまいました。
数多くの謎を残して...これまでにわかった伏線
クリアカード編はとにかく謎が多い!ここで、最終回とその前話でわかったことをまとめてみました。
- クリアカードはさくらの魔力で生み出している
- ユナ・D・海渡がとある魔法協会の最高位の魔術師である
- ユナ・D・海渡は、禁術を失くした(持ちだした?)ことで、協会を破門になった
- エリオルと小狼の母親でも、ユナ・D・海渡には対抗できない
- 小狼はさくらが強すぎる魔力で不幸になることを防ぐために、日本に来た
これらが発覚したのは、エリオルがようやく最終回間近になって動き始め、ユエとケルベロスに話すことを決めたからです。
主人公のさくらちゃんは、未だに何が起こっているかわかっていません。
所々にある伏線からも"夢"がキーワードになっていることは確かなようです。
クリアカード編の勝手な考察
CLAMPの作品では、”悪役”と言える人が出てこないと思っています。
唯一の悪役という悪役は「ツバサクロニクル」の"飛王・リード(フェイワン・リード)"くらいですが、その敵役にも複雑な背景があります。
そのため、今回、22話の中で唯一敵役として描かれたユナ・D・海渡もおそらく訳ありではないかと推測できます。
ここからは勝手な推測になりますが、
詩之本秋穂=禁術の正体で、
ユナ・D・海渡はそれを守りたい。
しかし、それができないので、
さくらにより強い魔力を手に入れてもらって、秋穂を救ってもらおうとしている。
のではないでしょうか…。
ユナ・D・海渡が秋穂に言った、さくらと「もっともっと仲良くなれるといいですね」という台詞や、
カードを集めるさくらの様子を把握していながら「まだ足りない」と気にしている様子から、さくらの力を何かしらに利用したいのだと推測できます。
他にも、ネット上の考察でさくらの夢落ち論などがあり、こちらもなるほど!と思いました。
【最終回予想】クリアカード編は夢オチ?小狼のさくら救出物語か!? | カードキャプターさくら クリアカード編のまとめネタバレ速報
アニメの見どころ!面白かったポイント
20年前の作品から、現代風に違和感なく進化!
クロウカード編のアニメが始まったのは20年も前ですので、みんなの暮らしがどのように描かれるのか、という心配もありました。しかし、全く違和感ないです。
お父さんもお兄ちゃんも心配なのか、さくらにスマホを持たせていますし、知世の撮影機器もドローンや小型カメラと進化!現代風に違和感なく進化しています。。
さりげなく前作とのコラボ が満載!
水族館のデートでは、前回雪兎さんと一緒にいったエピソードがでてきたり、同じような事件が起こったり、随所に前作を踏襲した内容が散りばめられています。
透明になったカードが、同様の系統の魔法に生まれ変わっていることからも、何かしらの関係があると思われます。
アニメオリキャラ・苺鈴の大活躍
各キャラの成長も欠かせません。特にアニメオリキャラの苺鈴は、優しすぎるキャラが多いカードキャプターさくらの世界で、しっかり意見をいい、他のキャラを引っ張っていく女の子としていい味をだしています。
小狼との関係を進めるためにも、今後もぜひ活躍してほしいですね!
原作に追いついてしまったアニメ2期は?
「なかよし」で、現在24話まで連載中。1ヶ月に1回の掲載ペースを考えると、ストックが溜まって、2期が始まるのは1年半~2年後(2020年春〜)という感じでしょうか。
アニメオリジナルで、という可能性もありますが、クリアカード編はかなり謎が多く、最終回をみても、このまま原作沿いで行くのではないかと思われます。
これまでのシリーズのおさらい
クロウカード編
小学4年生のさくらは、ある日父の書庫で、魔力のある者しか開くことのできない本を開き、封印を解いてしまいます。
封印が解かれるとこの世に「災い」が訪れるというクロウカードを、カードキャプターとなって集めるというストーリーです。
- 漫画 1~6巻
- アニメ 全46話
さくらカード編
さくらがクロウ・カードの正式な主となってしばらくたったある日、謎の少年・柊沢エリオルが転校してきます。奇妙な事件が起こるようになり、さくらは自分の力でカードを使い、解決していくのです。
『さくらカード』という名前は知世が名付けました。
- 漫画 7〜12巻 (完結)
- アニメ 全24話
クリアカード編
中学1年生になったさくらは、ある日不思議な夢をみます。
夢から覚めると、さくらカードは全部透明になっており、またしてもさくらの周りで不思議なことが起こるように…。
- 漫画 現在1~5巻
- アニメ 全22話
今回のアニメ・クリアカード編は、カードが20枚集まったところで最終回となりました。
気になったカードの種類と枚数
クリアカード編では、1話の中で2枚のカードを集めたりとかなりハイペース。
アニメと漫画では、オリキャラもそうですが、カードの枚数が最も違う点ではないでしょうか。
実は、原作で集めるカードは全部で19枚しかないんです。
アニメでは、映画版も合わせるとその数なんと、53枚に増えているんですね。
クリアカード編は20枚集まったところで終わりという事で、2期をやるにしても、あと何枚カードがあるのかは未知数です。
あとがき
ちなみに、CLAMP作品は作品を超えて世界観が繋がっていることが多く、「ツバサクロニクル」や「xxxHOLiC」を読むと、カードキャプターさくらが唯の魔法少女ものではないことがわかります。
さまざまな想像が楽しめる、伏線だらけの作品であることがわかりますので、ぜひ読んでみてください。
「カードキャプターさくらクリアカード編」は、以下のVODで全22話が無料公開中。
クロウカード編・さくらカード編もあわせて公開されています。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!