目次
40位~21位
40位 ヴィンランド・サガ
11世紀の北欧、圧倒的力を持って残虐の限りを尽くしたヴァイキングの叙述作品。
幼くして戦場を駆け抜ける少年・トルフィンは、父親を殺した敵をとるために生きていた。はたしてトルフィンの復讐の行方は?そして、本当の戦士とは何なのか。
北欧の史実に基づいてイングランドやノルウェーの戦争やヴァイキングの生き様が描かれています。力強い描写とあわせて残酷な表現も多し。
主人公が実在の人物をモデルにしていると知って衝撃を受けました。
39位 アフロ田中シリーズ
アフロヘアーが特徴的な田中のなんてことない青春と人生を描いた長編ギャグコミック。
『高校アフロ田中』からはじまり、田中の人生に合わせてタイトルが変化していきます。『中退アフロ田中』→『上京アフロ田中』→『さすらいアフロ田中』→『しあわせアフロ田中』→『結婚アフロ田中』(←今ここ)
筆者は、『上京アフロ田中』から読み始めましたが、途中からでもくだらなくて笑えます(笑)
38位 ヒカルの碁
小学生の進藤ヒカルは、たまたま祖父の家の倉で古い碁盤を見つけ、その碁盤に宿っていた平安時代の天才棋士・藤原佐為(ふじわらのさい)の霊に取り憑かれてしまう。
「神の一手を極めたい」という佐為の夢に協力することにしたヒカルは、囲碁のルールも知らないまま、対局の世界に身を投じていくー
囲碁がわからなくても楽しめる、少年の成長と棋士の世界を描いた名作。大人になってから読むと、 もれなく囲碁にハマります。全23巻完結。
37位 20世紀少年 *注
1970年代、高度成長経済後のオカルトブームが盛り上がる日本で、少年たちは滅亡に向かっていく未来の世界を空想し、“よげんの書”と名付けた。
時を経て、大人になった少年・ケンヂは、世界各地の異変が幼い頃空想した“よげんの書”通りに起こっていることに気づくー
謎が謎を呼ぶ昭和の傑作サスペンス。
いつ読んでも初めて読むようなドキドキハラハラ感を味わえます。続編『21世紀少年』も含めて一気読みがおすすめ。
36位 逃げるは恥だが役に立つ
大学院を出ながらも就職難で派遣社員になった森山みくり(25歳)は、いわゆる派遣切りに遭い、独身の会社員・津崎平匡(36歳)のところで家事代行として週1で働き始めることに。
良好な関係を築くふたりだが、みくりが実家の事情から辞めることになり、現状維持のため就職としての結婚、いわゆる”契約結婚”に踏み切るー
色々な結婚の形がありますが、その中でも現代の結婚観をわかりやすく描いた作品。ドラマ化でも話題になりましたね。
好きな人と恋愛して結婚するだけが幸せなのか。結婚してから生まれる愛はないのか。全9巻完結。
35位 GUNSLINGER GIRL
「少女に与えられたのは、大きな銃と小さな幸せ。」
体を改造された少女たちが、対テロ機関「社会福祉公社」の殺し屋として、テロリスト集団と戦う姿を描くガンアクションファンタジー。
バトルシーンもさることながら、少女と担当官の関係が切なく、可愛らしいイラストと合間って涙腺崩壊します。
アニメを観たことがある人は、ぜひ原作も読んでみてください。全15巻完結。
34位 魔法使いの事情
女子高生の小鳥遊が出会ったのは、どんなキズでも直してしまう魔法使い・一ノ瀬。
しかし、その魔法は一ノ瀬自身を傷つけるものだった。困っている人を放っておけない一ノ瀬は、いつも傷だらけでー
良いことと悪いことが必ず同時に起きる魔法使いたち。
何かを犠牲にする「代償」と「孤独」を抱える、様々な魔法使いの少年・少女たちを描いたオムニバス集です。
温かみのあるイラストに、胸を締め付けられる珠玉の作品。全2巻完結。
33位 RAVE
この世の悪の部分をつかさどる魔石・ダークブリングが蘇った世界で、光の聖石レイヴの後継者として戦う"ハル"と仲間たちの冒険を描いた王道バトルファンタジー。
正直、最初の方は子ども向けという気もします。ただストーリーが進むにつれて、でてくる名シーンの数々は一読の価値あり。
完結後もファンが増え続けている理由がわかります。全35巻完結。
32位 らんま1/2
水をかぶると女になってしまう高校生・早乙女乱馬とその許婚・天道あかねを中心に、個性的なキャラクターたちが巻き起こすドタバタ日常コメディ。
高橋留美子作品の中でも、特に何度も読み返したくなる作品です!新装版は全38巻完結。
31位 マルドゥック・スクランブル *注
身寄りのない少女バロットは、救いの手を差し伸べたはずの男シェルに突然殺されかける!
瀕死の状態から目覚めると、その身には金属繊維の人工皮膚と、あらゆる電子機器を操る力が与えられていた。
『天地明察』の冲方丁の小説を、『聲の形』の大今良時がコミカライズした本格SFアクション。
原作の残虐性が少し緩和されている分、漫画から入った方が読みやすい作品かもしれません。全7巻完結。
30位 ぼくの地球を守って
植物の気持ちがわかる高校生・坂口亜梨子(さかぐち・ありす)は、隣の家に住む少年・小林輪(こばやし・りん)にからかわれる毎日の中で、不思議な夢をみていた。 それは月で科学者として過ごした、異星人としての前世の記憶。
ある日、小林 輪が謝ってベランダから落ち、前世の記憶を取り戻したことから、彼らの前世と今世を巡る壮大なか駆け引きが幕をあける。
昔の作品ですが絵の古さも気にならないくらい、ハマる世界観です。前世の人々が持つ過去、一人ひとりのキャラクターの感情が鮮明に描かれた良作。
幼い体で転生してしまった小林輪=紫苑(シオン)の感情が切なく、涙なしでは読めません。全12巻完結。
29位 かくかくしかじか
東村アキコ先生の生い立ちと、漫画家として有名になるまでを描いた自伝的エッセイ漫画。
美大に合格したり、漫画になるという夢に対して、リアルな挫折や堕落、美大生の現実的な姿が描かれています。
それでも夢に向かって突き進めたのは、1人の先生との出会いがあったから。
夢を叶えるってこういうことなんだなぁと思いますね。年代・男女問わず多くの人に読んでほしい傑作。全5巻完結。
28位 エリア51
モンスター、宇宙人、吸血鬼…果ては神まで。世界中の「人ならざる者」を隔離したアメリカ51番目の州「エリア51」。
異形のものか、表にいられなくなったワケありの人間しか存在しないこのエリアで、探偵業を営む人間・マッコイの復讐劇を描いたピカレスク・ロマン。
ピカレスク・ロマンとは、いわゆる悪者小説で、型破りな主人公とアートのような独特のイラストはもはや芸術。瞬きする間も惜しいくらい一気に読み切ってしまいます。全15巻完結。
27位 銀魂
突如宙から舞い降りた異人「天人」の台頭と廃刀令により侍が衰退の一途を辿る江戸の町で、木刀を腰に差し、侍魂を持ち続けるその男、名を坂田銀時というー
万事屋ゆえに江戸のあらゆる依頼事に首を突っ込む銀時・新八・神楽の三人組。宇宙も時空も二次元も超えて、笑って泣ける最高のギャグコメディ。
26位 マエストロ
不況の波にのまれ、解散を余儀なくされた名門オーケストラ。
しかし、謎の老人、天童徹三郎(てんどう てつさぶろう)の手によって、元団員たちは集められ、下町の工場で再結成することに。 バラバラだった楽団員たちが、謎のジジイの指揮のもと、様々な思いを抱えながら『音楽』を奏でていくー
『神童』に続いて出版された、指揮者とオケを描いた感動の音楽漫画。『マエストロ!』のタイトルで、松坂桃李主演で映画化されている作品です。全3巻完結。
25位 子供はわかってあげない
マイペースな水泳部員・朔田さんと、絵が上手な書道部部員・門司くん。
ある日、屋上で絵を書く門司くんを見つけた朔田さんは、何の因果か小さい頃に会えなくなった父親を、門司くんのお兄さん(探偵)に探してもらうことにー
出会ったばかりで、お互いのことを何も知らない2人が過ごす夏を描いたボーイミーツガール物語。噛めば噛むほど、というより読めば読むほど味のある名作。上下巻完結。
24位 進撃の巨人
圧倒的な力を持つ巨人と、それに抗う人間たちの戦いを描いたバトルファンタジー。
とにかくグロテスクなシーンが多いですが、この世界の中では普通なんだと感じてしまう説得力があります。
巨人への憎悪で突き進む少年の前に、自身の存在すら揺らぐ「衝撃の事実」が次々と突きつけられ、立ちはだかる「巨人」と「世界」の謎は気になって仕方ありません。
23位 おひとり様物語
日本人の平均初婚年齢 31.1歳(♂)、29.4歳(♀)、生涯独身率 23.4%(♂)、女性14.1%(♀)
もはやおひとり様はマイノリティではなくなった時代に、リアルなおひとり様女子を描いたオムニバスストーリー。
おひとり様ライフを満喫する人、1人になるのが怖い人、将来に不安を抱える人…現代社会を反映した作品。
22位 ワンパンマン
少年漫画にありがちな、修行して強くなっていく王道らしさは皆無。圧倒的強さでスカッと敵を倒す新感覚のヒーロー漫画。
モブキャラや怪人に到るまで個性があって、読むたびに謎の感動を覚えます。
Webマンガ界の神"ONE"さんと、圧倒的画力の村田さんがタッグを組むと、こんなに素晴らしい作品ができるんですね!
ある意味、ドラゴンボールに匹敵するバトル漫画の名作となるのではないでしょうか。
21位 世界で一番、俺が〇〇
頭、ルックス、性格、それぞれに特徴を持つ幼なじみ男子3人の柊吾・アッシュ・たろちゃん。隣の芝生は青いと言いますが、それぞれが自分の不幸を嘆いているところに、謎の美女が現れて…。
友情、嫉妬、悪意、さまざまな感情をあざなう、300日のリアル不幸ゲームー
少年漫画のサバイバル系のように、目に見える残酷さはないのに、リアルな辛さが迫ってきます。今後3人の運命はどうなってしまうのか、続きが気になってしょうがない作品。