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映画『カメラを止めるな!』を軽い気持ちで観てはいけない理由【あらすじ・ネタバレあり】

この映画、観た人が口々に言うのです。

『最高におもしろい!』『あれは最高だった!』と。

これだけ絶賛されれば、思わず軽い気持ちで映画館を訪れてしまうのも仕方がないでしょう。

しかし、この映画、絶対に軽い気持ちでみてはいけません。

 

何故なら、映画の素晴らしさばかり広まってあまり強調されていませんが、

 

完全、ホラー映画だからです!!

 

しかもパニックホラー!

 

ちなみに筆者は、ホラー映画を最後にみたのは6歳。漫画でもグロ描写があると本を離してしまうほどのビビリです。 

 

人々の『素晴らしい傑作だ』『低予算なのにすごすぎる』といった感想に乗せられて、よっしゃと軽い気持ちで観ると、映画の序盤で死にそうになります(遠い目)

 

そんなの観た人の自己責任だ、と言われてしまえばそうなんですが、言い訳させてもらうとPG12とか書いてないじゃないか!

というわけで今回は、この映画を軽い気持ちでみてはいけない理由と、ホラー嫌いが観た感想をご紹介します。

※この記事には盛大にネタバレが含みます。閲覧にはご注意ください。

軽い気持ちで観てはいけない3つの理由

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(出典:映画『カメラを止めるな!』公式サイト)

①超一流のゾンビ映画だから!

開始5分くらいから嫌な予感はしていたのですが、「アイアムヒーロー」並のゾンビ祭りです。最初の45分間は、吐き気との戦いでした。

口から変な液体でるし、腕もげるし、首吹っ飛ぶし…。しかも首の断面もしっかり写ってるぅぅぅ。

ホラーに耐性のない人は、思わず吐き気を催し、冷や汗が止まらず、涙目で画面を目の端でみることしかできません。。

実際に、開始30分までの間に席を立つ人が2人いたので、筆者と同じくここまでグロいホラー映画とは知らなかったのでしょう。

タイトルに良い意味で騙されたとは、まさにこのことです。

②画面揺れが激しいから

前半45分、ワンカット(カットせずにカメラを回し続ける撮影手法)で撮影している(ようにみせている)ため、画面にめっちゃ酔います。

常にカメラが揺れていて、あっちこっちに画面が切り替わるのです。

カメラマンが走って撮影している映像をそのままみているようなもの。

TVだったらまだしも、映画館の大画面では、ホラーの衝撃も相まって気持ち悪くなってしまう人がいるのも仕方のないことでしょう。

③目を反らせないから

いっそ目をつぶって、グロシーンが終わるまで我慢すればいいのですが、この映画の恐ろしいところは、先が気になって目を反らせないところです。

途中で、「あれ、あの人何してるんだろう?」「何が起こっているんだ?」という疑問が次々湧いてきて、目を反らすことができません。

筆者も、ここで観るのをやめたら怖さだけが残る!と吐き気をこらえ、最後までみました。

途中退場した人は、ただ怖さだけが残ってしまい、その先の最高のエンターテイメントを見逃してしまったのだな、と見終わった今ならわかります。

映画『カメラを止めるな!』のあらすじとネタバレ

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(出典:映画『カメラを止めるな!』公式サイト)

この映画は、2時間にも満たない上映時間の中で3部構成になっています。簡単にあらすじをご紹介します。

《第一部》

こだわりの強い監督の元、廃墟でゾンビ映画を撮影していたクルー達だったが、その廃墟は昔、人体実験に使われていた曰くつきの場所だった。

リアリティを求める狂った監督は血のりを使って謎の儀式を行い、クルーは本当のゾンビに襲われてしまう。ゾンビから逃げ回り、ゾンビを斧で殺し、最後はヒロインが狂ってしまうのだったー

 

《閑話》

エンドロールが流れ、時は一ヶ月前に遡る。

監督は実は気弱で、『安くて早くてそこそこ良い再現VTRを作る』こだわりのない監督だった。

ある日、新しいテレビ番組の目玉としてゾンビ作品を撮ることに。しかも生放送で、1つのカメラしか使わないワンカット撮影だという。

無謀とも言える挑戦に、クセの強い役者たちが集まり、本番に向けた練習を行っていくー

 

《第二部》

ゾンビ番組、生放送本番。

前半に上映されていたホラー映画を撮影している様子を、裏方のスタッフのバタバタを中心にネタバレされていく。

  • 役者が来られなくなって監督が監督役をやっていた
  • リアルなゾンビは、アルコール依存症の役者が堪えきれず酒を飲んでしまったせいだったetc...

と、撮影はトラブルの嵐。撮影の裏話・ネタバレがここぞとばかりに描かれる。

 

番組終了後、スポンサーは満足そうに「なんのトラブルもなかった!」と打ち上げにいってしまうのであった。

 

第一部がホラー映画なら、第二部はハートフルコメディ映画。

前半のホラーから一転して、裏側をみるとこんなに笑えるのか、という爆笑必至の面白さです。映画館でも、声抑えられず笑う人続出していました。

最初の恐ろしさもどこへやら、キャッチコピーの「席を立つな、この映画は二度はじまる」はまさにその通りだったのです。 

最後にスタッフロールが流れて、キャストの名前が本名をもじったものや、ほとんど同じ名前を使っているところもほっこりしました。 

元々映画学校のワークショップで作られた作品ということで、かなり低予算にも関わらず、ここまで評価を得ている理由がわかりました。

まとめ:人の感想を信用してはいけない

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(出典:映画『カメラを止めるな!』公式サイト)

映画『カメラを止めるな!』は傑作です。

最後まで観れば、鳥肌の立つような感想しかでてきません。

ネタバレしてしまうのでホラーの裏側を描いていることを皆が言わないのも納得できました。

ただ、ここまでネタバレしても面白い驚異の作品。感想を言う時には「これホラー映画だよ」の一言をお忘れなく(←)

ホラーが苦手な人は、1人では絶対に観に行かない方がいいです。昼間に誰かといきましょう。

最初に心構えをして、"前半45分がやばい"とわかっていればホラー嫌いでも観ることができます。むしろコメディ部分で中和されて、ホラー嫌いが少しはなおるかもしれません。

まだ観ようか悩んでいる人には全力でおすすめしたい作品です。(ただし自己責任で) 

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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