「面白いミステリー漫画を読みたいけど怖いのは苦手」
「気軽に読める推理ものが読みたい」
今回はそんなホラー嫌いでも楽しめるミステリー・推理漫画をご紹介します。
ホラー嫌いのお墨付き!初心者にもおすすめの作品ばかりなので、ミステリー入門のきっかけにぜひ読んでみてください。
目次
掟上今日子の備忘録
寝ると記憶がリセットされる探偵の掟上今日子が、依頼人から持ち込まれる事件を「ほぼ」1日で解決していくミステリー。
西尾維新先生の小説をコミカライズした作品で、イラストの雰囲気が原作にぴったり!
さくさく進むので、ミステリー初心者におすすめです。全5巻。
火村英生シリーズ
臨床犯罪学者・火村英生と推理作家・有栖川有栖が、巧妙に仕掛けられたトリックの謎を解き明かしていく短編集。
原作は、有栖川有栖先生の『作家アリスシリーズ』として1992年から続く人気シリーズ。巧妙な仕掛けがいっぱいで読み応えあります。
新装版は「臨床犯罪学者・火村英生のフィールドノート」というタイトルで全5巻発売されています。
シリーズの順番は、「ロシア紅茶の謎」→「朱色の研究Ⅰ・Ⅱ」→「ブラジル蝶の謎」→「英国庭園の謎」です。
真夜中のオカルト公務員
東京23区全ての区役所に人知れず存在する“夜間地域交流課”。そこは“オカルト的事象”を解決する、特殊な課だった。
そこに配属された社会人一年生の宮古新。新宿御苑で会った天狗に「安倍晴明だ」と言われ⁈
人ならざる者達の声を聴くことができる主人公と妖達との関わりを描いた職業系ミステリー。
オカルト要素もありながら、妙にリアルな妖達とのやり取りにハラハラドキドキ。
一筋縄ではいかない事件の数々に惹き込まれます。
ファンタジー要素のあるミステリーものを探している人におすすめ。
氷菓
何事にも積極的に関わろうとしない「省エネ主義」を信条とする神山高校1年生の折木奉太郎は、姉・供恵からの勧めで古典部に入部することになってー
アニメや実写化でご存知の方も多いのではないでしょうか。
好奇心旺盛な少女「千反田える」と古典部の面々と送る学園ミステリー。
大きな事件はないと思いきや、意外な伏線が繋がって一つの物語を展開していきます。全12巻。
うちの執事が言うことには
日本が誇る名門、烏丸家の27代当主となった花穎(18歳)を待ち受けていたのは見知らぬ顔の若き執事。息の合わない二人の前に次々と起こる事件の数々。二人の息は、次第に合ってくる…の…か!?
半人前の主人×イケメン執事の日常と成長を描いた日常系ミステリー。
キャラクターがとにかくカッコいい執事ミステリー。
ツンデレな主従関係や御曹司ならではの社交界シーンなどがあり、女子がときめく要素満載です。
薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~
花街で薬師として働いていた少女・猫猫(マオマオ)は、とある大国の後宮に下女として売られてしまうことに。
持ち前の好奇心と薬師の知識で、次々と後宮で起こる事件を解決していきます。
大人気ライトノベルのコミカライズ作品。スクエニと本作と2種類のコミック(同じ内容)がでるほどの人気作なのですが、ストーリーが進んでいてミステリー要素が強いのはこちらがおすすめ。
『薬屋のひとりごと』はサンデーうぇぶりで無料で読めます。
親愛なるA嬢へのミステリー
本が大好きな少女・綾乃と、小説家で探偵の能見啓千。
啓千の身の回りの世話をすることになった綾乃だったが、次々と奇怪な事件に巻き込まれていく。事件は啓千のせいで起こっているというが…。
『白磁』でヤンデレの真骨頂を描いたモリエサトシ先生のミステリー恋愛漫画。
純文学的な雰囲気が漂っていて、ストーリーもさることながらモリエ先生の描く男性キャラがとにかくカッコイイです。
妖しいイケメン探偵の虜になること間違いなし。全3巻完結。
嘘解きレトリック
昭和時代を舞台に、「嘘」が聞こえる少女・鹿乃子と、貧乏天才探偵・左右馬が繰り広げる本格推理ロマン。
コメディチックな中にもシリアスな場面や心温まるエピソードが随所に盛り込まれていて、最後まで目が離せません。
レトロな服装やアンティークが細部まで描かれていて昭和ロマン好きにはたまらない世界観です。全10巻完結。
マダム・プティ
時は1920年代末。16歳の万里子は父の借金を返済してもらうのとひきかえに、幼少時からの憧れで、30歳も年上の俊と結婚、オリエント急行の旅に出る。しかし翌朝豪華絢爛な車中でインド人青年のニーラムらと出会った翌朝、思いがけない悲劇が万里子を襲う…!
オリエント急行をモチーフにした序盤はミステリー好きハマること間違いなし。
後半の怒涛の展開と、少女漫画らしからぬ恋愛模様も必見です。
大正時代に世界を巡った一人の女性の人生を綴った物語。全11巻完結。
『嘘解きレトリック』『マダム・プティ』はマンガParkで無料で読めます。
ミステリと言う勿れ
天然パーマの大学生・久能 整(くのう ととのう)は、ある日殺人事件の容疑をかけられて警察に任意同行を求められる。取り調べの中で整はひょんな会話の糸口から次々に謎を解き明かしていきー
ちょっと変わった青年を主人公に、ただ会話していくだけで事件の謎が次々と解決されていくという安楽椅子探偵のような作品です。
主人公がとにかく語る!語る!語る!
整のちょっとズレた思考や周囲との掛け合いにハマること請け合いです。
あとがき
ミステリー作品の中でも、しっかり推理要素がありつつストーリー自体が面白い作品をご紹介しました。
グロい描写が多い残酷なミステリーが苦手な方はぜひ読んでみてください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!