漫画好きが語る!【赤髪の白雪姫】のおすすめシーンベスト5

今回は今一番ハマっている王国ファンタジー『赤髪の白雪姫』について、その魅力を語ろうと思います。

というのもこの作品。少女漫画という枠だけで評価するのはもったいないファンタジーの良作なんです。

思わず3日間でコミックスを2回も読み返し、アニメ(全24話)を徹夜鑑賞してしまいました(笑)

そんなファンタジー大好きな管理人が夢中になった理由を原作の名シーンとあわせてご紹介します。

最新刊までのネタバレを含みますので、未読の方はご注意ください

※各エピソードの考察は筆者の主観になります

概要・あらすじ

『赤髪の白雪姫』は、2006年より『LaLa DX(ララデラックス)』(白泉社)で連載され、現在は『LaLa』にて連載されています。既刊22巻です。

主なあらすじはこちら↓

生まれつき赤い林檎のような美しい髪をもつ少女白雪は、生まれ育った国タンバルンの王子ラジにその珍しい髪の色を気に入られ、自身の愛妾の座を用意される。

しかし、拒否する形で髪を切り国を出た白雪は、辿り着いた隣国クラリネス王国の森でゼンと名乗る少年と出会う。

追ってきたラジ王子から彼女を助けてくれたゼンの正体は、クラリネス王国の第二王子だった。

そして白雪は、クラリネスに居を移し宮廷薬剤師として働きながら、ゼンの味方になるための道を進んでいく。

知れば知るほど面白い『赤髪の白雪姫』の魅力とは?

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(出典:赤髪の白雪姫 1巻)

結論からいうと、この作品は読めば読むほど加速度的に面白くなる物語です。

少女マンガの魅力といえば恋愛のトキメキや胸キュンシーンなどの占める割合が大きいのですが、この作品は少女マンガとしてのドキドキファンタジー小説のようなワクワクがどちらも詰まっているんです。

①登場人物、それぞれの心理描写が深い

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(出典:赤髪の白雪姫 14巻)

作品内では、直接的な言葉を使わない詩的な表現が多いです。

1話ずつ読んでいた時はわからなかったのですが(理解力不足)

なぜ「好きだ!」とか「一緒にいたい」とか直接的な言葉を使わないのかなと思っていたらキャラクター達がその世界で生きているからなんですよね。

例えばゼンの告白シーン。

お前との出会いにかけて、互いの望みを俺自身が守り抜く

(出典:赤髪の白雪姫 4巻)

互いの望み = お互いの恋慕の気持ち、一緒にいたいと思っていること。

王子としての立場から「ずっと一緒にいよう」なんて軽々しく言いません。

それでも白雪との「出会いにかけて」という表現は二人にとって最上級の約束です。

少女マンガでありながら、サクッと身分を越えて好き同士結ばれるなんて簡単な話ではありません。

読めば読むほど「あ、これはこういう状況だからか」とか「こういう気持ちなんだ」と想像が膨らむセリフ回しはまるでファンタジー小説を読んでいるようでした。

人間関係も自然と変化していき、さりげない描写からきちんと理由を読み取ることができるので飽きることがありません。

これは少女マンガだと敬遠せず男女共読んでほしい!と感じました。

②オリジナルの植物・学術の描写が細かい

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(出典:赤髪の白雪姫 14巻)

ファンタジーでは、世界観がしっかりしているほど読者は世界観にのめり込みやすくなります。

逆に矛盾が生じてしまえば違和感はぬぐえません。

第1話だけ読むとお伽話(白雪姫)のパロディ的な魅力が目についてしまいますが、実は初期の方からオリジナルの植物や薬学の知識について丁寧に描写されていました。

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(出典:赤髪の白雪姫 14巻)

特にそれが際立ったのがリリアス編です。

白雪の上司であり、最年少・宮廷薬剤師であるリュウとでかけた北の街・リリアスで、白雪たちはイザナ殿下に進言し、謎の病の原因と治療法を探ります。

原因となった植物はその後も物語に登場するのですが、その美しい花の描写もさることながら毒や光成分についてまでこと細かに解説されているんです。

これには数多くのファンタジー小説・漫画を読んできた管理人も脱帽しました。

少女マンガでここまで世界観を作り込み、そして矛盾なくストーリーと絡めている作品はなかなかありません。

薬学の細かな描写なんてハリーポッターのようなファンタジー好きにはたまらない世界観ではないでしょうか。

③守られるだけじゃない!信念をもったヒロインの魅力

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(出典:赤髪の白雪姫 6巻)

自分の足で自分の道を切り開いていく主人公・白雪の姿はまさに現代で支持されている格好いい女性像です。

祖国で愛妾の座を用意されたとき、それは自分の望む道ではないからと誰にも迷惑をかけず国をでる決断をしました。

クラリネスでは自らの努力で宮廷薬剤師としての身分と誇りを勝ち取ります。

山中で賊に捕まった際には、縄を削り、冷静に頭をつかって自身の手で牢獄を脱出しました。

目標に向かってひたむきに努力する姿や守られるだけではないヒロインがとにかく格好いいんです。

ゼンとの関係を抜きにして白雪の物語を語ることはできませんが、たとえゼンと出会わなくても、一生友達のままだったとしても白雪は自分の足で、自分らしい人生を歩けるんだろうなと感じます。

④美しい世界観と、それを支える絵柄

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(出典:赤髪の白雪姫 13巻)

この作品でとくに好きなところが、衣装そして建物や街の描写です。

単行本のコメント欄で作者のあきづき空太先生がよく旅行の話をされているので、世界各国の建物も参考にされているのでしょうか。

本当に細かなところまで描かれていてこれもファンタジーの世界にのめり込んでしまう要因になっています。

身分やシーンの違いも考えてモブキャラまで丁寧に描かれているのも伝わってきますね。模様や装飾は読んでいてとても楽しいです。

特にリリアス編で出てくる天幕街は美しく、ぜひアニメで観たい...。

ここまで『赤髪の白雪姫』の魅力を、ファンタジー好きの目線から語ってみました(笑)

いまから読む人であれば、絶対に一気読みがおすすめです。

まとめ読みするとゼンと白雪、2人の関係の進展がよくわかるんです。

ゼンと白雪の関係の進展がちゃんと2人が歩いてきた道のりの上に成り立っているところがわかると、もはや『赤髪の白雪姫』の虜になること間違いありません!

ときめきすぎて爆発する!好きなシーンランキング、ベスト5

ここまではファンタジーとしての『赤髪の白雪姫』の魅力を語ってきましたが、もちろん少女マンガとしての魅力も半端ではありません。

ここからは、個人的に好きなシーンベスト5 +α をご紹介します。

5位 ゼンと白雪の初キスシーン

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(出典:赤髪の白雪姫 4巻 )

王子として本音では動けないゼンを、そんな目には合わせないと湖に飛び込んだ白雪。

その後、笑顔の白雪をみて思わずゼンがキスしてしまうシーンです。

思わず読んでいる方もコミックスを落としそうになりました。

そのあとのゼンの台詞、白雪の反応まで可愛すぎる回です。

4位 白雪とリュウが打ち解けたシーン

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(出典:赤髪の白雪姫 2巻)

慣れないながらも白雪の名前を呼び、笑顔を返してもらったリュウが破顔するシーン。

感情に疎いリュウが、心から笑顔を見せた貴重な名シーンです(力説)

ただただ尊い…。

3位 オビの「ただいま」シーン

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(出典:赤髪の白雪姫 19巻)

今まで自身の無事に頓着しなかったオビが、ゼンを巻き込んだ陰謀を乗り越え、白雪と再び出会えた際に感じた安堵を素直に表現した『ただいま』のシーン。

オビは格好いいシーンが、それこそ殿下よりもあるのですが(え)

いろんな想いを乗り越えてようやく口にすることができたのかなぁと思うと感無量です。

2位 10秒シーン

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(出典:赤髪の白雪姫 8巻)

とある宿に雨宿りで5人が泊まったとき、食後に2人きりになったシーンです。

手がぶつかり一度は「あ、ごめん」と話そうとする2人。次第に少しずつ手が近づいていき、ゼンがただ「10秒」とだけ言い、手をつなぎます。

いやぁ、短い言葉ですごい破壊力だなと思いましたね(笑)

白雪が「はい」としか言わないのもお互いわかりあってる感がすごくて、ほのぼのキュンとしたシーンでした。

1位 城下町デートのラストシーン

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(出典:赤髪の白雪姫 10巻)

白雪とゼンの城下町デートのラストシーンです。

王族であるゼンは、過去に「デート」という言葉を知らず、ミツヒデに訪ねたことがあります。

「恋人同士が手を繋いだりして、城下を歩いたり、遠出したり...」というミツヒデの説明を聞いたゼンは、自分には無縁のもののはずだ、と答えます。

過去にゼンは、『想う人ができたとして、その人が自分が王子だからではなく、心から出た言葉だと信じられるか』というシーンがありまして…。

それもあって、本当にお互いが心から大切に想う気持ちを感じることができたゼンの喜びがすごく伝わるシーンです。ゼン良かったね!

番外編 ラジ王子の王家の友人宣言

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(出典:赤髪の白雪姫 6巻)

初めは白雪を愛妾にしようとしていたバカ王子ですが、このシーンは思わず「おぉ!」となりました。

普通少女マンガですと初回キャラは雑に扱われたり、とことん踏み台にされたり…。そもそも一回きりでなんのフォローもないことが多いのですが、あのラジ王子をここまで格好よくしてくれた手腕に感服です。

バイオリンの腕やアート方面で長けているという描写も人それぞれ得手不得手があるものだと教えてくれます。

『赤髪の白雪姫』アニメ化2期はあるのか?【考察】

2015年〜に全24話でアニメ化されています。(アニメ公式HP

このアニメ、原作にすごく忠実なだけでなく原作で描かれていない部分も補完的に添えるなど、とてもキレイにまとまっていてアニメーターさん達の原作愛が伝わってきます。

特にセカンドシーズン(13話以降)は、白雪が攫われる"タンバルン編"が、かなり素晴らしい仕上がりになっているのでぜひ多くの人に見ていただきたいです。

すごく良作だったのですが、円盤の売上をみると続編は厳しそう。

原作の単行本15巻にコミックス限定版のOVAが付属していることから、もうテレビアニメとしては公開しない可能性があります。

また最新の単行本にもドラマCD付き特装版が付いていることが多いことから、3期ではなくこのまま原作重視で進むのかなと思います。

今後コミックスが盛り上がればまだ可能性はあるかもしれません。

オリジナルアニメDVD付の限定版↓(アニメのストーリーは、なんと2人の城下町デート編です!)

あとがき

この作品の中で主人公をはじめ、登場人物たちすべてが、「あぁ、生きてるんだなぁ」という気がします。

いろんなファンタジー小説・漫画を読んでいますが、やはり良作に共通しているのはキャラ達自身が生き生きとしていること。

キャラ達が自分で動いているように感じる作品ほど読んでいて面白いものはないですね。

今後の展開が楽しみです!最後までご覧いただきありがとうございました。

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