ルールも学べる!おすすめの囲碁マンガ12選【入門・完結】

囲碁漫画の代表作といえば『ヒカルの碁』ですよね

現在プロの方の中にも、この作品をきっかけに囲碁を始めたという方がいるくらい、囲碁漫画の定番中の定番となっています。

けれど『ヒカルの碁』があまりにも有名すぎて、他の囲碁漫画を知らないという方も多いのではないでしょうか。

もっと囲碁漫画が読みたい!ということで、今回は思わず打ちたくなるような囲碁漫画をジャンル別にご紹介します。

「ヒカルの碁」にも負けない!本格囲碁マンガ編

天元坊

『ヒカルの碁』よりも前に描かれた、囲碁漫画の元祖ともいえる作品です。

江戸時代末期、頭も体もトロくて疎まれていた貧乏百姓の子・忌吉が、囲碁や将棋の才能を開花させ、決死の想いで生きていく囲碁漫画。

実在した囲碁棋士や史実が盛り込まれており、歴史ものとしても面白く読めます。全2巻完結。

入神

17歳で史上最年少の本因坊となった牧場が、ライバルとの対局により、囲碁の真理を極めようと苦悩していくー

ミステリー作家である竹本健治先生によって描かれた、天才囲碁棋士の物語

絵はあまり上手ではないですが、ストーリーは読み応えあります。さすがミステリー作家。なぜか学校の図書館にあった漫画です(笑)

碁娘伝

舞台は中国。碁の名人であり絶世の美女である碁娘が、復讐のため父親が殺された際に残されていた棋譜をもとに復讐を果たしていくシリーズもの。

アクションあり、頭脳戦あり、色気ありの壮絶な作品です。

剣で対決するシーンは手に汗握る展開で、まさしく囲碁マンガを超えた名作

文庫としてまとめられているので、ぜひ読んでみてください。

心温まるヒューマンドラマ編

みことの一手!

地味だけれど、高校生離れした棋力をもつ女子高生・みこと。

ゆるーい囲碁部員たちが、ガチで(?)全国制覇を目指す青春ギャグコメディ。全1巻完結。

かぼちゃ計画

小さい頃から近所の老人会に入り浸って囲碁を打っていた少女・羽希の、ほのぼのだけれどちょっぴり切ない短編作品。

独特の世界観で読者を魅了し続ける漫画家・川原泉先生の読み切りです。

文庫本「中国の壷」に収録されています。

お父さんは急がない

囲碁のプロ棋士4段の父と、棋士を目指す子どもたち、碁のある家族の日常を綴った物語。

対局などはでてきませんが、囲碁に関わる人たちのゆるーい日常マンガです。

「続・お父さんは急がない」もでています。全2巻。

日々碁席~ほっこり碁会所ものがたり~

碁会所「○(まる)」は、今日も囲碁好きの人たちで大賑わい。

碁会所に集まる個性豊かな人たちの人間模様を描いた、人情にあふれた日常マンガです。

棋力は全くつかないけれど、碁会所のよさや雰囲気を感じられる作品でした。

日本棋院のHPで推薦されていました(笑)

囲碁をテーマにした恋愛漫画・ラブコメ編

星空のカラス

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(出典:星空のカラス)

囲碁が大好きな13歳・烏丸和歌は、若手天才棋士の鷺坂総司に出会い、自分もプロ棋士になる事を決意します。

母親の反対、幼馴染との再開、師匠への恋心...さまざまな出会いの中で成長していく少女と青年の物語。

囲碁×恋愛を本格的に描いた唯一の少女漫画

個人的に、見た目は大人っぽいのに中身年相応の主人公と、ツンデレ・ヤンデレ感満載の鷺坂先生の関係に萌えます。全8巻完結。

小林クンちのお部屋事情

人間の青年と神様との物語を描いたファンタジーラブコメ。

いわゆる『ヒカルの碁』の佐為の女バージョンです。萌え系の絵柄ですが全然エロくはなく、むしろ囲碁のストーリーもしっかりしています。

中古でもなかなか手に入らないレアな作品(笑)

おまけ1 囲碁エピソードがあるおすすめ漫画

天地明察

江戸時代の囲碁棋士であり、天文暦学者でもある渋川春海の生涯を描いた歴史小説のコミカライズ版。

幕府の碁打ちの家柄である主人公・渋川春海ですが、算術・天文学に没頭していきます。様々な困難や妨害に遭いながら、生涯を掛けて暦作りに挑む時代超大作。全9巻完結。

陰陽師

囲碁で遊ぶ真葛の前に現れた菅原道真の怨霊。

そんな折、「女房歌合わせ」で詠じる役目を務めることになった博雅が訪れ、歌合わせを無事にすませるよう晴明に願う。

真葛は歌合わせの邪魔をしようとする道真に囲碁勝負を挑む。

平安時代を舞台に安倍晴明の活躍を描いたミステリー『陰陽師』ですが、7巻には囲碁をメインにしたエピソードがあります。全13巻完結。

おまけ2 打ちたくなったらコレ!最強の入門漫画

スグわかる!まんが囲碁入門 初級編

ドラ◯もんのようなコメディタッチの絵柄と、SFワールドを組み合わせた、漫画で学べる囲碁の入門書です。

すごくわかりやすいなぁと思ったらまさかの小学生向けw

文字が大きく、さらさら読めるので、囲碁の基本がしっかり頭に入りました。

まずは漫画だけを流し読みして、なんとなくわかってきたら詳細な解説や練習問題をやってもいいですね。

大人も子どもも親子も、楽しく学べるおすすめの入門書です。

あとがき

囲碁漫画って、将棋に比べるとかなり少ないですよね。

ヒカルの碁がすごすぎて手が出せないのか、棋譜が難しくてハードルが高いのか...。

だからこそ、様々な切り口のストーリーでまだまだ面白い作品が生まれそうなジャンルでもあります。

WEB漫画にも、とても囲碁愛に溢れる作品がありますのでぜひ読んでみてください。(「クロセンシロシ」&「囲碁漫画新聞」)

最後までご覧いただき、ありがとうございました!