東京喰種:reの読み方は?あらすじと最終回ネタバレ感想まとめ【考察あり】

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2011年〜2018年の7年間に渡って連載された『東京喰種 トーキョーグール』

実写・アニメ・舞台とさまざまなメディアミックスでも話題になりました。

今回は『東京喰種 トーキョーグール:re』の内容と最終回の結末をご紹介します。

物語が複雑なので結末を思い出したい時や、「あのシーン何巻だっけ?」 「あのキャラどこで死んだっけ?」なんて時にご覧ください。

最終回までネタバレしていますので、未読の方は自己責任でご覧ください

全体的にざっくりまとめているので、一読したことがある方向けだよ

無印はこちら

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「:re」の読み方は?

発売当初はこの「:re」の読み方がわかりませんでした。ファンの中で一番多かったのは「アールイー」という読み方。

その後、作者のTwitterで「作者は『り』と読んでいる」ということが言及されました。しかし正式な読み方というものはなく、「読者の自由に」というスタンスのようです。

「:re」の意味は?

はじめは「re(再)」「(restart)再始動」「remake(再構成)」と様々な憶測が飛んでいました。

しかし、作中(8巻86話)で「re」がイタリアのマルタ語において『王』を意味することが言及されています。

1巻 序章・トルソー捜査編

20区の梟討伐戦から2年以上の月日が経った。

CCGでは「力をつけている喰種集団」に対抗するため、"喰種の能力"を身に付けたクインクス(Qs)部隊が新設され、佐々木琲世(ハイセ)はメンターとしてその指導に当たっていた。

しかし単独行動する部下達に振り回され、業績はいまいちふるわない。

瓜江と不知、六月は、捜査中に危険な喰種・トルソーと遭遇。
オロチの乱入により危機に瀕した3人を救ったハイセだが、オロチ(=ニシキ)の言葉に暴走し、平子・アキラらにこれを止められる。

CCGに身元が割れてしまったトルソー(胴体愛好家)は「アオギリの樹」に吸収された。

2〜3巻 オークション掃討戦編

『半喰種』で20年間の記憶を失っているハイセは、ふと訪れた喫茶店「:re」で懐かしい香りと出会う。

・トーカ・ヨモと再会(記憶なし) (2巻・10話)

トルソーを取り逃した佐々木班は、鈴屋班のサポートとしてA級喰種ナッツクラッカーの捜査に当たる。

ナッツクラッカーが『人間オークション』の斡旋をしていることを掴んだCCGは、六月・鈴屋を使って潜入し、オークションでの喰種の一掃を計画する。

しかしマダムの護衛をしていた「アオギリの樹」によって、戦局は激化。

・鈴屋がビッグマダムを討ち取る(3巻・30話)

オウル(喰種化した滝澤)によって危機に陥るハイセだが、「アオギリの樹」にいたヒナミに助けられる。
ヒナミはそのままCCGに捕まり、コクリアに収容されてしまった。

◇番外編 [JOKER] 掲載 (3巻)

4〜6巻 月山家殲滅戦編

オークション掃討戦より1ヶ月が経過し、Qs班は徐々にその価値を示していた。

・シャトーでのクリスマスパーティー(4巻 31.5話)

半年後の4月、CCGは喰種集団による大量誘拐が"ロゼヴァルト家"に関連していることを突き止める。
准特等・キジマ式による非人道的な捜査によって、「ロゼ」の正体が月山家であることが判明。

・月山家使用人ユウマ・アリザ死亡

月山家殲滅戦は8区「L・E」を舞台に激化。ハイセはビルの屋上で月山・カナエと対峙する。
一方ビル内では、月山を逃がそうとする使用人たちとCCG捜査官たちが激戦を繰り広げていた。

・下口上等捜査官、死亡

・キジマ式死亡

・伊丙入(ハイル)上等捜査官、死亡

・月山家使用人・松前、死亡

さらに「アオギリの樹」のノロらが乱入し、多数の犠牲者をだす。

・ノロ死亡

・不知吟士死亡

隻眼の梟・エトの乱入によって変貌したカナエに追い詰められたハイセは、極限の中で"カネキ"の記憶を取り戻す。

・カナエ=フォン・ロゼヴァルト死亡

アニメ、3期「東京喰種:Re」(全12話)はここまで!
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6〜9巻 流島上陸作戦/コクリア襲撃編

ロゼヴァルト討伐から半年。ハイセ(カネキ)は准特等となり、Qsのメンターから離れる。

隻眼の梟=高槻泉であることを知ったハイセは、元キジマの副官・二福(ニムラ)と調査を開始。
高槻泉は最後の会見を開き、自身が喰種であることを告白する。

CCGは「アオギリの樹」の根城が流島(ルシマ)にあることを突き止め、本格的なアオギリの撲滅に乗り出した。

0番隊・有馬らとともにコクリアの警護を任されたハイセは、ヒナミを助け、コクリア破りを決行。
行く手を阻む有馬と対峙するが、闘いの末、有馬は"自身の望み"を伝えて自害する。

・有馬貴将、死亡

一方、流島のアオギリ本拠はCCGによっては壊滅するが、秘密裏に調査を進めていた丸手特等によりCCGのトップ「和修家」の正体が喰種であったことが明らかに。

旧多二福は、ピエロや一部のVと結託して和修本家一族を皆殺しにする。

・和修吉時および、政を除く和修本家一族死亡

流島では法寺やアキラがタタラと戦闘していたが、暴走した滝澤がタタラを強襲。そのまま法寺も殺されてしまう。

・タタラ死亡 (9巻・89話)

・法寺死亡 (9巻・89話)

喰種化した亜門(失敗作=フロッピー)が滝澤をとめようとするが敵わない。真戸は六月に殺されかけた滝澤を庇って喰種擁護の罪を負い、戦線を離脱する。

10〜13巻 黒山羊(ゴート)/24区編

コクリアを突破し、あんていくの面々との再会を果たしたカネキ。

有馬貴将・エトの悲願を聞き届けて「隻眼の王」を名乗り、"喰種"とヒトが分かり合える世界を目指して「黒山羊(ゴート)」を結成する。

しかし、CCGの権力を手に入れた旧多二福は喰種の仕業を装い、各支部を襲撃。
Qsによる新造部隊「オッガイ(黒い子供たち)」を立ち上げ、CCGの内と外から全喰種の殲滅を目論む。(「オッガイ」はリゼの赫包で造られたクインクスの子供たち)

・真戸と亜門が再会する(11巻・121話)

喰種を嗅ぎ分ける「オッガイ」達に追い詰められたカネキらは、離れ離れになって身を隠す

・カネキとトーカが結ばれる(12巻125話)

東京地下24区に身を潜める生活の中で、トーカの妊娠が発覚し、カネキはトーカと結婚。

しかしカネキらが食糧確保のために地上に赴いた直後、「オッガイ」やS3班(鈴屋ら)によって24区が蹂躙される。

虫の知らせで地下に戻ったものの鈴屋に敗れてしまったカネキは、旧多の目論見通り「オッガイ(黒い子供たち)」をその身に取り込み、「竜」のような形へと姿を変える。

CCG内では旧多に不信感を抱いた瓜江・黒磐は旧多を追及するが、ピエロに阻まれる。

・帆糸ロマ(道化師)死亡

丸手特等らの応援によって追い詰めるが、逃げだす旧多。そこへ喰種・スケアクロウに扮していたヒデが現れる。

14〜16巻 竜戦編

地上へ現れた異形の竜は、次々と街やヒトを破壊していく。

・籠を壊すという目的を達成した嘉納は、墓で拳銃自殺する(14巻・149話)

暴走した竜から街を、カネキを救うため、ヒデの言葉でCCG捜査官と喰種は手を組むことに。
金属探知機を使ってカネキを救いだし、竜の暴走を止めることに成功する。

ところが各地に残った卵管から現れた「落とし児」達によって、"全ての人間を喰種へと変える毒"が撒き散らされる。

卵管の大元にある現況を取り除くため、アヤトとカネキは19区の地下へ。
地下深部で旧多二福を倒したカネキは、"卵管の核"となっていたリゼを殺し、そのまま竜の体液の濁流に飲み込まれた。

6年後、各地に残った卵管から産み落とされる"竜遺児"は人と喰種の共通の敵とされた。

CCGは解体されてTSC(東京保安委員会)となり、かつての捜査官および喰種との共同戦線により東京の街の治安は守られている。

カネキはアヤトに助けられて九死に一生を得る。
トーカと一人娘の一花、そして再会したヒデらと共に生き続けた。

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ネタバレ考察箇条書き

・「アオギリの樹」を作ったのはエト(芳村の娘、芳村の妻はVを追うジャーナリストだった)

・「隻眼の王」は有馬 貴将 →「隻眼の梟」と「隻眼の王」は別人だった

・「嘉納の目的」は喰種の力が当たり前に医療研究される世界を作ること

・Vは和修一族による「法の王」「混沌の調整者」→CCGを作って喰種を狩りながら、自分たちをルールとした「この世界を自らの所有物だと勘違いしている連中」

・ピエロは個々人の事情から変革を傍観したいだけの集まり

・二福(ニムラ)の目的は和修一族と和修の作ったCCGや世界のルールを壊すこと(人類総喰種化)。リゼへの片想いと「普通に生きたかった」けれどできなかったことへの反抗。

全ての最終的な敵(目的)が、Vという和修一族が作った理不尽な世界を壊すことだった。

「籠を壊す」このワードが、第1部(無印)からの伏線で見事に帰結していました(ぱちぱち)

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あとがき

主人公(カネキ)目線で物語が進むので、敵が「CCG」→「アオギリ」→「V」とドンドン展開していくんですが、それぞれに物語があるので本当に深い。読むたびに新しい発見があります。石田スイ先生の頭の中はどうなってんだ!(褒め言葉)

最後に「落とし児(竜遺児)」達が『5歳前後の知能を持ち出した』という描写があって、「喰種 VS 人間」の図式が「人間+喰種 VS 竜遺児」に変わっただけという所がこの作品らしいなと感じました。

人間は普段たくさんの生き物を食べていますが、それが人間と同レベルの感情や知能を持ったとき、人間を捕食しだしたとき、相手の立場と気持ちを考えることができるだろうかと。

捕食者と被食者のルールができてしまった世界を変えるのは、想像を絶する苦悩と困難が付きまといます。深すぎてつらい。

作者さんが後書きで吐露した苦しみに共感できるくらい凄まじい作品でした。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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