2013年の連載開始から、いまや大人気のSFバトル漫画「ワールドトリガー」。
2016年〜2018年に休載をはさんでなお、『遅効性SF』と題されるほど年々その世界観にハマるファンを増やし続けています。
今回は「ワールドトリガー」のこれまでの事件とランク戦の結果をまとめてみました。
最新刊を読む前のおさらいや、「あれ、どこまで読んだっけ?」 「あの試合どこだっけ?」なんて時にご覧ください。
※最新刊までネタバレ満載ですので、自己責任でご覧ください
※大規模侵攻編までざっくりなので、一読したことある方向けです
目次
1〜2巻 序章
C級隊員の三雲修は、転校生の空閑遊真と出会い、イレギュラー門から出た近界民を撃退する。
・嵐山隊、初登場(1巻)
対立違反で処分されそうになる三雲だったが、イレギュラー門の原因究明のため迅に預けられることに。三雲が近界民と接触していると疑念を抱いた三輪らに監視される。
・迅、初登場(2巻)
・三輪隊、初登場(2巻)
遊真によってイレギュラー門の原因がラッドであることが判明し、迅の指揮による一斉駆除作戦が実行される。
遊真の手柄をもらって、三雲はB級に昇進。
三雲は「近界民に狙われる少女」雨取千佳を紹介し、遊真に助言を求める。
その時、城戸司令の特命を受けた三輪隊が襲撃してきた。
VS三輪隊
三輪隊を返り討ちにしたことで、遊真のトリガーが【黒トリガー】であることがバレてしまう。
本部は同じく【黒トリガー】を持つ迅に強奪を命じたが、迅は遊真を玉狛支部に誘う。
遊真の目的は、自分を助けて死んだ父親を蘇らせることだった。
目的を失った遊真に三雲は、遠征メンバーを目指す千佳を手伝って一緒にチームになってほしいと誘う。
3〜5巻 黒トリガー捕獲作戦/ボーダー入隊編
三雲・遊真・千佳は遠征部隊入りを目指して、玉狛支部に入隊。小南・烏丸・木崎を師匠として訓練に励む。
一方、城戸派は遠征帰りのトップ3部隊+三輪隊を使って、遊真の黒トリガーを狙っていた。
・太刀川隊・当真(冬島隊)・風間隊、初登場
迅は嵐山隊と共闘して精鋭部隊を返り討ちにする。
さらに【風刃】を本部に渡す代わりに、遊真のボーダーの入隊を認めさせる。
正式に隊員となった遊真と千佳はC級訓練で注目の的に。
三雲は風間に対戦を申し込まれ、20戦以上して最後に相打ち。
次いで、緑川に対戦を申し込まれるが惨敗。緑川は遊真に返り討ちにされる。
そんな中、以前より懸念されていた近界民の大規模侵攻が迫っていた。
迅はサイドエフェクトが予知した三雲のピンチを、三輪に助けてほしいと頼む。
6〜10巻 アフトクラトル大規模侵攻編
侵攻してきたのは、神の国・アフトクラトル。
その目的はC級隊員及び金の雛鳥を捕獲することだった。
トリガー使いを捕獲するトリオン兵・ラービットに翻弄される中、千佳に狙いを定めて人型近界民が投入される。
・B級合同+米屋・出水・緑川 vs ランバネイン
・風間隊 vs エネドラ (→のちに本部侵入)
・遊真 vs ヴィザ
・迅 vs ヒュース
三雲は敵将・ハイレインによってキューブ化された千佳を守るため、本部を目指す。
出水、烏丸、そして三輪に足止めされるハイレインだったが、ミラの能力で三雲の眼前へ。
三雲はトリオン体を解除することで、傷つきながらも本部入口までたどり着き、レプリカを敵船に投げて船の帰還命令を実行。アフトクラトルを撤退させることに成功する。
重傷を負った三雲。C級隊員の行方不明者32人という現実に、記者会見で非難をあびせられる。
三雲は連れ去られた隊員を奪還することを宣言し、ボーダーは近界への遠征計画をあらためて発表した。
10〜13巻 B級ランク戦 前半編
2月1日、いよいよB級ランク戦がはじまった。
怪我で復帰が遅れた三雲を欠いた状態で、遊真と千佳は初戦の相手・吉里隊、間宮隊を圧倒し、8得点をあげて完勝する。
玉狛第二は、一気にB級中位グループへと駆け上がった。
第2戦 vs諏訪隊 vs荒船隊(10〜11巻)
接近戦の諏訪隊と狙撃隊の荒船隊を相手に、玉狛第二は急斜面が特徴的な「市街地C」マップを選択。
スナイパー有利な地形を選ぶことで、諏訪隊・玉狛第二 vs 荒船隊の構図を作り上げる。
遊真と荒船のエース対決、そして最後は遊真を囮にした戦略で諏訪を打つ。
最終スコア6対2対1(玉狛:諏訪:荒船)で玉狛第二が勝利をおさめた。
第3戦 vs那須隊 vs鈴鳴第一(11〜12巻)
那須隊が選択したマップは「河川敷+暴風雨」。
遊真・村上・熊谷・茜を西岸に残したまま、三雲は千佳の大砲で橋を破壊。両岸で三つ巴の戦いがはじまった。
・玉狛の捕虜となったヒュース登場(11巻ラスト)
村上・熊谷に挟まれた遊真は片腕を負傷するが、位置のバレた茜を打ち取る。
村上が熊谷を倒して、遊真vs村上の一騎打ち。遊真はグラスホッパーを踏ませ、水中戦に持ち込んで村上を倒す。
東岸は那須の変化弾と合成弾に、三雲・来馬は手も足もでない。千佳の大砲によって川を氾濫させた三雲は、来馬と那須を挟み撃ちにするが倒しきれない。
西岸から渡ってきた遊真が手を出す前に、那須はトリオン漏出で緊急脱出。三人はほぼ相打ちとなった。
最終スコア4対3対2(玉狛:那須:鈴鳴)で玉狛第二が勝利。B級上位グループ入りをはたす。
・エネドラッド登場(12巻)
・二宮が三雲と千佳に会いにくる(12巻ラスト)
第4戦 vs二宮隊 vs影浦隊 vs東隊(13巻)
東隊が選択したマップは「市街地B+雪」。
個人の力にばらつきのある玉狛が狙われ、三雲は早々に東に壁越しに狙撃されて脱落する。
千佳が自発的に緊急脱出し、遊真・影浦・辻・小荒井・奥寺の5人のアタッカーの乱戦となる。
二宮が絵馬・北添を落として、乱戦はさらに白熱。影浦と善戦していた遊真も二宮に落とされる。
最終スコア3対2対2対1(二宮:影浦:東:玉狛)で二宮隊が勝利。
・迅、ヒュースとの賭けに負ける
・三雲、迅をチームに誘う(13巻ラスト)
14〜22巻 B級ランク戦 後半&ガロプラ侵攻編
ガロプラの襲撃(14〜16巻)
アフトクラトルの従属国家からの侵攻が予想されたボーダーでは緊急防衛会議が開かれ、極秘召集が決行された。
ガロプラは破壊工作のため、地下にある遠征艇を狙う。
ヒュースはアフトクラトルに帰るために玉狛支部を抜けだした。
人型近界民はトリオン兵に偽装して基地に潜入。
・那須/熊谷 vs ウェン
・風間 vs ラタリコフ
・太刀川/小南/村上 vs ガトリン(隊長)
太刀川は「真っ二つになる」という迅の予知を利用して、味方もろとも小南にガトリンを切らせる。
一方外では、トリオン兵の大群を動かす人型近界民と狙撃手+A級チームが交戦していた。
・三輪/米屋 vs コスケロ(←風刃で敗北)
押されはじめた戦況にレギーは市街地を狙うふりをするが、迅の予知があるボーダーはひっかからない。
属国を探していたヒュースと出くわすレギー。レギーは任務失敗の通信を受けて、ヒュースを追ってきた陽太郎を人質にとるよう煽る。
ヒュースは陽太郎を刺したふりをして、レギーが自分を連れ帰る気がないことを知る。
祖国に切り捨てられたことを確信したヒュースは、迅に賭けの権利を使って「どんな手を使っても自分をアフトクラトルに返す」よう命じるのだった。
第5戦 vs香取隊 vs柿崎隊(16〜17巻)
ガロプロ侵攻と並行して、玉狛の第5戦がはじまった。
三雲は木虎に教わったスパイダーを駆使して、遊真に有利な状況を作る。
さらに千佳の新技・鉛弾も加わって、香取隊を圧倒する。
ワイヤー陣の外で相対する香取隊・柿崎隊に対して、玉狛は千佳の大砲で一蹴。
狙撃手(千佳)を抑えに動いた両チームに対して、香取隊vs三雲、柿崎隊vs遊真の構図が出来上がる。
千佳を抑えに動いた照屋、柿崎はあと一歩のところで遊真に破れる。
一方、三雲は新戦術を用いて香取隊を足止め。追いついた遊真と共に香取隊を破る。
千佳は瓦礫の破片で鉛弾を破った照屋に落とされ、千佳の追尾弾を食らった照屋もそのまま緊急脱出。
最終スコア7対1対1(玉狛:香取:柿崎)で玉狛第二が勝利する。
・三雲は上層部と交渉し、ヒュースの入隊が許可される
・千佳を遠征に貸し出すことが決定、玉狛第二は選抜試験を受けるため予定どおりB級2位以上を目指す
第6戦 vs生駒隊 vs王子隊(18巻)
B級屈指の「走れる部隊」である王子隊は、市街地Aマップを選択し、三雲に狙いを定める。
3人合流して三雲を追う王子隊を遊真が襲撃。
生駒隊も追いついて三つ巴の乱戦になるが、王子隊は一貫して浮いたコマ狙い。
三雲と千佳の合流で樫尾がやられるが、三雲も王子にやられてしまう。
遊真と千佳が合流して、玉狛第二のワイヤー陣が完成。
千佳が隠岐に狙われる中、遊真・王子・生駒のエース対決が倒壊する瓦礫の中で白熱していく。
遊真は王子・隠岐を倒したのち、生駒に倒される。千佳が自発的に緊急脱出し、生存点は生駒隊へ。
しかし結果をみれば、最終スコア4対3対3(玉狛:生駒:王子)で玉狛第二が勝利する。
・ヒュース入隊、直後0日でB級に上がる(18巻)
・玉狛支部の古株・ゆりとクローニンが帰ってくる(19巻)
第7戦 vs東隊 vs影浦隊 vs鈴鳴第一 (19〜20巻)
ヒュースが玉狛第二に加入しての初戦。
鈴鳴第一はマップ「市街地D・夜」を使って屋内戦に持ち込み、さらに停電という太一の奇策を用いて影浦隊に打撃を与える。
一方、玉狛は遊真とヒュースが合流。
エスクードを使って遊真とヒュースは影浦を挟み撃ちに。
助けに入った北添を遊真が落とし、影浦は逃げ切ってトリオン漏出過多で鈴鳴の得点に。
遊真とヒュースの連携で村上が、絵馬の射撃で来馬・三雲が落とされる。
勝負は玉狛vs東隊の一騎討ちに。
ダミービーコンを仕掛ける東隊に対して、玉狛は千佳のメテオラでモールを半壊させてしまう。
三雲の判断で千佳を守りに動いた遊真と、モール内で索敵を続けるヒュース。
ヒュースは東のバックワーム囮にしてやられるも、足を奪ったことで東隊は自発的に緊急脱出。
最終スコア6対2対2対1(玉狛:東:影浦:鈴鳴)で玉狛第二が勝利する。
・ヒュースが近界民という噂が出回る
・三雲達と二宮隊が焼肉でばったり(20巻)
・千佳が人を打てない理由が判明する(21巻)
第8戦 vs二宮隊 vs弓場隊 vs生駒隊 (21〜22巻)
いよいよ最終戦がはじまった。
開始早々遊真・千佳を二宮の合成弾が襲い、東側ではヒュースが敵3チームに囲まれて苦戦を強いられる。
ヒュースを援護するため千佳のメテオラを落とそうとした三雲達だったが、マークしていた外岡の狙撃により、千佳の頭上でメテオラが爆発。
両足を失って絶体絶命のヒュースは、隠し玉のバイパーを使って生駒を撃墜。ヒュースも生駒隊に落とされる。
それぞれの隊が混戦し点数を重ねていく中、生駒隊、ついで弓場隊が二宮との隊長勝負に負けて全滅。
二宮隊 vs 玉狛第二で試合は膠着状態に。
最後の勝負にでた玉狛は、千佳を狙いに行った(ように見せかけた)二宮隊の作戦を読み、三雲を狙った辻を千佳が通常弾で狙撃。
三雲はアステロイド(通常弾)に見せかけたハウンド(追尾弾)で二宮の隙を完全につき、勝利。
最終スコア6対3対2対2(玉狛:二宮:生駒:弓場)で勝利した。玉狛第二はB級2位となり、ついに遠征選抜試験への資格を手に入れる。
23巻〜 遠征選抜試験編
Comming soon...
あとがき
12巻続いたB級ランク戦がついに完結。三雲の成長が半端ないですね。
普段は単行本派なのですが、年2回(大体6月と12月)の発売まで待ちきれずついついスクエアを買ってしまいます。おそるべしワールドトリガーの魅力。
一読したはずの展開なのに何度読んでも胸が熱くなります。「あの試合どこからだっけなぁ」なんて時に参考にしてみてください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
最新刊はこちらfa-toggle-right