【アニメ】灰と幻想のグリムガル(2016)の最終話の結末は?【各話あらすじ・ネタバレ】
©2016 灰と幻想のグリムガル製作委員会

「灰と幻想のグリムガル」の原作は、十文字青先生のライトノベルです。
第3回 ラノベ好き書店員大賞(2014年)で4位を獲得。2013年6月から刊行され、既刊23巻(本編21巻+短編集2巻)となっています。(※2024年5月追記)
2015~2016年にはコミカライズもされ、漫画版は全3巻。アニメ版は2016年1~3月にかけて1クール(全12話)で放送されました。現在のところ、第2期の制作はありません。

いわゆる異世界転送モノではありますが、記憶を失った主人公たちの丁寧な心理描写と水彩画のような美しい描写が話題となりました。
しかし、アニメの内容は原作と異なる部分もあり、原作ファンからの評価が分かれることもありました。
原作のストーリーラインがアニメで完全には表現されず、期待していた展開を見ることができなかった視聴者もいたとされています。

ここではアニメ「灰と幻想のグリムガル」全12話のあらすじをざっくりご紹介します。
「過去にみたけどどんな内容だったっけ?」「最後、結局どうなったのか忘れた」という方向けです。
それではどうぞ!

ep1.「ささやき、詠唱、祈り、目覚めよ」

©2016 灰と幻想のグリムガル製作委員会

 

暗闇で目を覚ますとそこはグリムガルと呼ばれる異世界だった。

目覚める前の過去については名前以外一切記憶が無いが、とにかく生きていかなければならない。ブリトニーと名乗る人物の導きで、主人公であるハルヒロ達はモンスターと戦う義勇兵団に加入することに。

一部の率先してパーティを組んで活動し始めた同期達に遅れをとり、ハルヒロ達6人が取り残されて、この6人でパーティを組むことになる。6人の仲間たちはそれぞれ、盗賊ギルドや魔法ギルドで訓練を受けてくるが、ゴブリン一匹にすら手こずってしまうありさまだった。

主人公達は今日の生活すら危ぶまれる中、生きていくことになる。

ep2.「見習い義勇兵の長い一日」

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ハルヒロの偵察により、単独で行動するゴブリンを見つけた。そこで、6人で襲いかかることにする。

途中苦戦しつつも、なんとか倒すことに成功。初めての戦果を挙げた。戦いで得た金で、ハルヒロ達は一時の休息を得たのだった。

ep3.「ゴブリン袋には俺たちの夢がつまっているか」

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ランタが女子風呂を覗こうとしたとばっちりで、ハルヒロ達3人はユメとシホルに土下座で謝ることに。しかし、態度を改めないランタ。

さらには雨が降り続き、戦果が挙げられず、着る服にすら困っている状況もあわさって、一行は少しギクシャクとした雰囲気になってしまう。

雨も降り止み、ゴブリン退治へと向かうハルヒロ達。経験を活かしたパーティ全員での連携で、ゴブリンを手際よく倒すことができた。ようやく稼ぎを得て、一行は以前の明るさを取り戻したのだった。

ep4.「灰の舞う空へ」

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ハルヒロ達は経験を積み、それぞれのスキルを覚え、順調にゴブリンを討伐していった。

ゴブリンを倒し、一休憩しているハルヒロ達に突如複数のゴブリンが襲いかかってくる。どうにか逃げ出そうとするが、なんとその途中、マナトがゴブリンにボウガンで射たれてしまう。

間一髪逃げ出せたものの、マナトは傷が原因で死亡してしまう。さらには死体は燃やさなければ、動く屍になってしまうという。
そうしてハルヒロ達は悲しみにくれる中、マナトの葬儀を執り行うのであった。

ep5.「泣くのは弱いからじゃない。耐えられるのは強いからじゃない」

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マナトの死の悲しみに沈むパーティ。リーダーのマナトが欠けてしまったために、パーティからはまとまりが無くなってしまう。

ハルヒロ、ランタ、モグゾーの三人は神官がパーティにいないとどうすることも出来ないと、酒場で悶々と過ごす。そんなハルヒロたちのところへ、このグリムガルの世界に共に目覚めた同期のキッカワが偶然居合わせた。マナトの死を聞いたキッカワは新たな神官を、ハルヒロたちに紹介してくれることに。

そうして新たな仲間としてメリイが加わった。しかし、メリイは全く協調性がなく、パーティの間には不満がたまる。さらにはいつのまにか、男3人とユメとシホル、二人の間にも距離ができてしまっていた。

ユメとシホルに相談もせずにメリイを仲間に入れたことが不満なのではないかと考えたハルヒロは一人、ユメの元へ話をしにいく。
そうして、マナトの死を二人で分かち合う。しかし、話し込む二人をシホルが見つけてしまい、誤解を与えてしまった。

ep6.「彼女の場合」

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ハルヒロ達は、新たに仲間になったメリイと、なかなか距離を詰められないでいた。ハルヒロ達の思うように回復の魔法を使ってくれないメリイ。しかし、全く非協力的なわけではなく、彼女なりのやり方があるようだった。

ハルヒロは、そんなうまくいかないパーティの状況に苛立ちながらも、一人マナトの言葉を思い出す。そうして、改めてリーダーとして頑張っていかなければという思いから、ハルヒロはパーティー全体のことを考え、行動するようになる。

そんな中、偶然メリイと昔同じパーティにいたという戦士からメリイの過去を知ることになるハルヒロ達。なんとメリイがいたパーティは、不運にもモンスターとの戦いに敗れ、3人が命を落としたというのだ。メリイの冷たい態度はそのことに責任を感じているからではないかとその戦士は言うのだった。

ep7.「ゴブリンスレイヤーと呼ばれて」

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メリイの過去をハヤシから教えてもらったハルヒロ達。その過去は非常に重いものだった。そんな過去を背負っているメリイに、どのように接すればよいのか思い悩むハルヒロ達。
後日、いつも通りゴブリン狩りに行った帰り、ハルヒロは自分達パーティも、過去に神官であるマナトを失っていること、そして今自分がどう考えているかをメリイに話す。

それからも、ゴブリン狩りを行い続けるハルヒロ達。いつの間にか少しずつ、メリイとの距離も縮まったようにみえた。

ep8.「君との思い出に」

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メリイとの仲も少し深まったハルヒロ達。あらためて仲間に対する思い確認しあう。そうして以前ハルヒロ達を襲ったゴブリンの集団に戦いを挑む。

途中、メリイがゴブリンに弓矢で射られるなどの危機にあいつつも、なんとかマナトの仇をうった。ハルヒロも奪われていた短剣を取り戻したのだった。

その後、皆でマナトの墓参りにいく。墓に、マナトの分だといって団証を供えるシホル。実はすでに団証は全員分手に入れていたのだ。

墓のある丘から並んで帰るハルヒロとメリイ。ハルヒロは、メリイの過去について聞いて知っていると打ち明ける。
驚くメリイに、あやまるハルヒロ。それに対し、メリイは「ハルに言われて……嫌じゃなかった」と答えたのだった。

ep9.「休暇の過ごし方」

©2016 灰と幻想のグリムガル製作委員会

 

マナトの仇であるゴブリン達を討伐し、一つの区切りがついたハルヒロ達。そこで、一日の間休みを取ることになる。

それぞれ思い思いの休みを過ごすパーティ。夜には全員が集まり、今後について作戦会議をする。ハルヒロ達がゴブリンを倒した影響で、これまでの狩場に強力なゴブリンが集まっているという情報を手に入れるパーティ。そこで、サイリン鉱山へ狩場を変えようと提案するハルヒロ。しかしそこは、メリイのパーティがデッドスポットに壊滅させられた場所でもあるのだった。

その提案を聞き、思わず席を離れるメリイ。追いかけるハルヒロ。そしてハルヒロは、過去を乗り越えたいというメリイの思いを聞くことになる。そうしてハルヒロはメリイの思いを受け入れたのだった。

その後、サイリン鉱山へと向かうにあたり、新たなスキルを習得するために盗賊ギルドの師匠のもとを訪れるハルヒロ。修行を積んだハルヒロ、そしてその仲間たちはいよいよサイリン鉱山へと挑むのだった。

ep10.「リーダーの器じゃないけれど」

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ついにサイリン鉱山へと突入したハルヒロ達。サイリン鉱山は複数の階層に分かれており、下に行くほど強力な怪物がいるのだという。

第一階層のコボルド達を難なく倒すハルヒロ達。第二階層も攻略したところで、今回のサイリン鉱山遠征は終了となった。街へ戻るハルヒロ達。ハルヒロは、パーティの皆とランタとがうまく言っていないのではないかと感じる。深夜、ランタと一対一で話すハルヒロだが、ランタとの関係が良くなることはなかった。

再びサイリン鉱山に足を踏み入れるパーティ。深い階層にて農場のような広い場所を発見した。しかし、音を鳴らす罠に引っかかってしまい、周りのコボルド達を警戒させてしまう。
やがてそこに、巨大で強力なコボルドであるデッドスポットが現れたのだった。

ep11.「生と死の間で」

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サイリン鉱山4層へと侵入したハルヒロ達。しかし、音を鳴らす罠にかかってしまい、コボルドを警戒させてしまう。さらにはデッドスポットまで姿を表したため、一旦5層へと降りるハルヒロ達。5層を進むハルヒロ達の前に現れたのは、なんと呪いにより蘇ったかつてのメリイの仲間たちだった。

メリイによる彼らの浄化をサポートしようと戦いを挑むハルヒロ達だが、熟練された動きに苦戦してしまう。しかしなんとか、連携攻撃により、彼らの動きを封じることに成功。メリイは浄化を成し遂げた。安心したのもつかの間、突如デッドスポットが洗わっれた。必死に逃げるハルヒロ達。

ハルヒロは逃げる途中、危うく足場の下に落ちそうになるが、ランタに助けてもらう。しかし、今度は逆に、デッドスポットに足場を壊され、ランタが落ちてしまった。敵に囲まれ危険にさらされるランタだが、ハルヒロに向かって先に行けと言う。

ハルヒロは一旦その場から離れ、上層で体制を立て直す。そして、ランタを窮地から救い出そうと行動を開始したのだった。

ep12.「また、明日――」

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一人下層に取り残されたランタ。なんとか一人で闘いながら上の階を目指していた。

しかし、ついにはコボルドに見つかってしまうランタ。なんとかその場は逃げ出し小屋に隠れるも、そこにデッドスポットが現れた。窮地に陥るランタだが、そこへハルヒロ達が到着。ランタの逃亡を援護し、なんとか皆でその場からは逃げることが出来た。しかしまだサイリン鉱山からは脱出できていない上にパーティの消耗は激しい。

ひたすら上層を目指すハルヒロ達だが、そこへまたしてもデッドスポットが立ちふさがる。
ハルヒロはとっさに、パーティを逃がすためデッドスポットに一人立ち向かう。デッドスポットを崖下に落とすことに成功するも、ハルヒロ自身も一緒に落ちてしまった。
ランタ達に先に行けと言うハルヒロ。そしてハルヒロはデッドスポットに一人戦いを挑んだ。

ハルヒロが目を覚ますとそこは宿舎のベッド。なんとハルヒロは自身の力でデッドスポットに勝利することが出来たのだ。
ハルヒロの無事を祝う皆。パーティはデッドスポットの報酬も手にすることが出来た。

そうしてこれからもハルヒロ達はこのグリムガルで生きていくのだったー

 

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