犬夜叉 最後はどうなった?奈落や桔梗の結末をざっくりまとめてみた【時系列・ネタバレ注意】

1996年から2008年のおよそ12年に渡って連載され、全56巻で完結した犬夜叉。

子どもの頃、夢中になってアニメを見ていた人も多いのではないでしょうか。

今回は 『犬夜叉』のこれまでのストーリーと回収しておきたい伏線、最後の結末を時系列順にご紹介します。

もう一度読む前のおさらいや「あれ?どこまで読んだっけ?」 「あの内容どこだっけ?」なんて時にご覧ください。

全体的にざっくりまとめているので、一読したことがある方向けです。完結までの展開がネタバレしてますので、未読の方は自己責任でご覧ください。

最後の展開を見たくないという方は途中で読むのをやめてね

※かなり長いです。各エピソードの考察は筆者の主観になります
※各編のタイトルはアニメに準拠しています

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1〜17巻 出会い編

かごめが古井戸から戦国時代に迷い込み、犬夜叉の封印を解く

かごめの腹からでてきた四魂の玉が、矢に撃ち抜かれてばらばらに。力を狙う妖怪たちから守るため、四魂のかけらを探す旅がはじまる。

殺生丸が犬夜叉の瞳から『黒真珠』を奪い、父親の墓から鉄砕牙(てっさいが)を手に入れようとするが、犬夜叉に破れて片手を失う。

  • 殺生丸 初登場(2巻 第4話)

雷獣兄弟や現世での妖怪退治を通して、犬夜叉とかごめの絆が深まっていく。

  • 犬夜叉が新月に人間になることが判明する(5巻 第2話)
  • 鬼婆が骨と墓土を使って桔梗の人形を作る(5巻 第7話)

蘇った桔梗の体に生まれ変わりのかごめの魂を入れようとするも失敗。犬夜叉への怨念だけが残った桔梗が蘇ってしまう。

弥勒がかごめの四魂のかけらを狙う。犬夜叉と桔梗を殺しあわせた犯人が奈落だと判明。

  • 弥勒 初登場(6巻 第3話)
  • 奈落 初登場(6巻 第3話)

奈落は退治屋を罠にかけ、かつて四魂の玉が生み出された退治屋の里を滅ぼす。

  • 珊瑚 登場(9巻 第8話)

奈落が半妖であること、鬼蜘蛛として桔梗への未練が明らかとなる。桔梗はかごめを殺そうとする。

  • 刀々斎 初登場(13巻 第7話)
  • 殺生丸との闘いで『風の傷』を習得する

奈落は犬夜叉と鋼牙を闘わせて四魂のかけらを奪おうとする。

鋼牙はかごめを攫って極楽鳥へ対抗しようとするが、かごめに惚れて、以降犬夜叉のライバルとなる。

  • 鋼牙(こうが)・りん初登場(14巻 第2話)
  • 殺生丸が天生牙を使ってりんを救う(14巻 第3話)
犬夜叉がかごめにプロポーズ?!
犬夜叉とかごめがいつから「恋仲」となったのか、初めて読んでいるときはわかりませんでした。

犬夜叉8巻第4話より

犬夜叉がかごめに「そばにいてほしい発言」(8巻 第4話)
→その後のかごめの発言(14巻 第6話)から一応付き合っていることになっていたらしい。
しかし、犬夜叉はかごめに「そばにいてほしい」と言った後に、桔梗と口付けしています。

奈落の分身、神楽・神無・悟心鬼に次々と追い詰められ、鉄砕牙が折られたことで、犬夜叉の中の『妖怪の血』が覚醒する。

  • 神楽(かぐら) 初登場(15巻 第3話)
  • 神無(かんな) 初登場(15巻 第8話)

殺生丸は鉄砕牙を砕いた鬼の牙から、灰刃坊に闘鬼神を作らせる。

アニメ1期「出会い編」はここまで!第1話~第44話の全44話!

17〜24巻 成長編

犬夜叉の歯をつなぎに直した鉄砕牙は、とてつもなく重い刀になっていた。

鉄砕牙は犬夜叉の『妖怪の血』を封じていたものだと判明する。

奈落から生みでた4匹目の分身・獣郎丸と影郎丸を倒した犬夜叉と鋼牙。

奈落(鬼蜘蛛の心)が桔梗を殺そうと狙ったことで、犬夜叉は桔梗への想いを断ち切ることができなくなる

現代に帰ったかごめは2人の間には入れないと別れを決意するが、「犬夜叉に会いたい」という気持ちを持ってその関係を受け入れる。(実質、二股状態?)

犬夜叉18巻第8話より

 

  • 奈落が、琥珀を使ってかごめの四魂のかけらを奪おうとする(18巻 第10話)

重い鉄砕牙のせいで、うまく戦えない犬夜叉。

鉄砕牙を手放すと妖怪の血に支配されて、我を失ってしまうのだ。

人間の野盗を無残に殺してしまった犬夜叉は、鉄砕牙を使いこなすため、父親が封印した竜骨精を倒すことに。ところがそこに奈落が現れ、竜骨精の封印を解いてしまう。

蘇った竜骨精との戦いの中で、犬夜叉は鉄砕牙の奥義『爆流破』を手に入れる。

  • 竜骨精との戦いで『爆流破』を習得する

奈落はかつて桔梗と敵対していた黒巫女・椿を引き入れる。

椿の呪詛を受けたかごめは操られ、犬夜叉を殺そうとするが、正気を取り戻したかごめは結界を破り、かごめはかつて桔梗が行った呪詛返しによって椿を倒す。

朔の日。鋼牙とともに奈落の臭いを嗅ぎつけた犬夜叉だったが、人間に戻ってしまい手を出せない。

鋼牙は神楽に足に埋めた四魂のかけらを奪われてしまう。このまま奈落から逃れようか考える神楽

鋼牙のピンチを救った犬夜叉だが、人間から妖怪へ変化する姿を神楽に見られ、半妖の秘密がバレてしまう。

奈落は鬼蜘蛛の魂を宿す分身・無双を生み出す。

並外れた再生力をもつ無双に苦戦する犬夜叉だが、奈落は「時期ではない」と再び無双を体に取り込んでしまった。奈落の体は組み替えられながら強くなっていることが判明する。

奈落の目的は?
この頃、奈落は分身を次々と生み出しては犬夜叉たちを狙い、桔梗にちょっかいをかけていました。
奈落は何をしたかったのか。最終回を読んで率直に言ってしまえば、「好きな女(桔梗)の心がほしかった」「恋敵(犬夜叉)が憎かった」これだけの動機です。

犬夜叉 22巻 第5話より

しかし、この頃の奈落は『桔梗を好き』な鬼蜘蛛の心を自分から分離しようと模索していました。
「好きとは認めない」「こんな感情はいらない」犬夜叉たちを散々狙っていながらも、まだ自分の心は肯定できないひねくれた思春期を送っていたのではないでしょうか。

犬夜叉とおなじ半妖でありながら、自分で妖力を失う日を選べる奈落。

犬夜叉たちは鉄砕牙を強くするために百鬼蝙蝠の結界を継承する幼い少女・紫織と出会う。

  • 百鬼蝙蝠の結界を切って『赤い鉄砕牙』を習得する

奈落はりんを拐って殺生丸を取り込もうとするが、結界を切れるようになった犬夜叉によって邪魔される。

さらに殺生丸に琥珀を殺させようとするが、思惑を察知した殺生丸によって回避される。

奈落は城を捨て、完全に気配を絶って消えてしまった。

アニメ2期「成長編」はここまで!第45話〜第87話の全43話!

24〜29巻 七人隊編

奈落という大きな邪気がいなくなったせいで、隠れていた妖怪たちが動きだす。

四魂のかけらで残虐な雇われ人殺し集団・七人隊が蘇り、犬夜叉は蛇骨に、かごめ達は毒使いの霧骨に狙われる。

  • 蛇骨、凶骨、霧骨、銀骨、煉骨 初登場(24巻 第9話〜)
それぞれの奈落を狙う理由

ここで登場人物が増えてきたので、それぞれがなぜ奈落を殺そうとしてるのかを解説します。

  • 犬夜叉→過去の因縁
  • 弥勒→風穴を消すため
  • 鋼牙→仲間を殺された恨み
  • 殺生丸→りんを拐われコケにされたことで誇りが傷つけられた

殺生丸に関しては、奈落が墓穴を掘って怒らせました。

七人隊は奈落を追う者を皆殺しにすれば、四魂のかけらをそのまま手に入れられる取引をしていた。

霧骨の毒にやられたかごめ、弥勒、珊瑚をなんとか守ろうとする七宝。

犬夜叉 25巻 第6話より

 

毒で死にかけた3人だったが、冥加じいちゃんに毒を吸い出され、九死に一生を得る。

  • 凶骨、霧骨、銀骨死亡(25巻〜)

潔い結界がはられた白霊山の麓で桔梗は医者の睡骨と出会うが、蛇骨たちによってもう一つの人格を取り戻した睡骨は7人隊として蘇る。

  • 睡骨、蛮骨 初登場(25巻〜)

4人になった七人隊はかつて自分たちを殺した城を襲い、蛮骨は刀・蛮竜を取り戻す。

奈落の傀儡の匂いから白霊山の小島におびき出された犬夜叉たち。そこには蛮骨が待ち構えていた。

奈落は島に結界を貼る即身仏を味方につけ、奈落を追う者達と七人隊がそれぞれぶつかる。

鋼牙によって銀骨が、殺生丸とりんを助けた桔梗によって睡骨が倒される。

 

白霊山の洞穴を調べにいった弥勒と珊瑚は、白山上人を見つけだして聖域の結界を破る

弥勒たちを追って白霊山に入った犬夜叉は、結界が敗れたことでなんとか蛇骨に打ち勝った。

白霊山で人間の心と捨てることに成功した奈落は、そのまま桔梗を瘴気の川に突き落とす

  • 赤子が神楽の手で白霊山から逃れる

奈落の生み落とした赤子は、かごめの目を使って四魂のかけらを探そうとするが阻まれる。

アニメ3期「七人隊編」はここまで!第88話〜第127話の全40話

29〜36巻 激闘編

最後のかけらを探す奈落は、とある妖怪の力を借りて、かけらが「この世とあの世の境にある」ことを突き止める。最後の四魂のかけらを探す犬夜叉達と奈落、そして白童子たち。

  • 妖怪に操られた珊瑚を救出したのち、珊瑚と弥勒が将来を約束する(30巻 第4話)

最後のかけらが犬夜叉の父の墓にあるかもしれないとわかった犬夜叉たちは、父の古い友人である宝仙鬼のもとへ向かうが既に死んでいた。

白童子は犬夜叉を使って唯一の門である火の国の山を攻略しようとするが、門を開ければ石にされてしまうことが判明し、別の方法を探すことに。

吸血鳥を使って人間の血を集める妖怪たち。それを謎の人物・聖様が食い止める。聖様は死にかけた桔梗の式神だった。

かごめは奈落の瘴気によって死にかけていた桔梗を迷わず救う

桔梗を心配する犬夜叉だったが、追いかけずにかごめの側にとどまる。

吸血鳥を利用した奈落は、母親の鉄鶏の首を落とした血の川からこの世とあの世の境にたどり着く。後を追った犬夜叉たちだが、最後の四魂のかけらはあの世で最堅な妖怪・宝仙鬼によって守られていた。

一方の殺生丸はあの世の刀・天生牙を用い、無事に火の国の門からあの世へとはいる。

宝仙鬼は犬夜叉に自分を切らせて、妖力・金剛槍破を受け継がせて奈落を退ける。最後のかけらはなんとか奈落の手から守られた。

  • 宝仙鬼を切って『金剛槍破』を習得する

犬夜叉 33巻 第8話より

 

最後のかけらを手にした犬夜叉は、四魂の玉がある限り闘い続けることを選ぶ。

岳山人と出逢った犬夜叉達は、奈落が不妖璧という守り石を奪ったことを知る。

一方、記憶を取り戻した琥珀は、奈落の心臓である赤子の片割れを探すため、奈落に仕えるフリをし続けていた。

奈落は桔梗を殺すために、あの手この手でおびき出そうとする。

白童子は死人の魄(はく=体を動かすエネルギー)を使って寄せ集めの妖怪・魍魎丸を作りだし、かごめ達のもつ最後の四魂のかけらを狙っていた。

鬼の岩におびき出された犬夜叉たちは、鬼の体内に取り残されてピンチに陥る。

しかし犬夜叉はかごめに支えられながら四魂のかけらを使い、鉄砕牙に強化することでなんとか脱出する。

アニメ4期「激闘編」はここまで!第128話〜第167話の全37話

36〜56巻 完結編

奈落にとって代わろうと策謀をめぐらす白童子。

奈落は御霊丸を捕まえて、神楽に見張りをさせる。

犬夜叉が朔の日のこと。御霊丸に襲われ、かごめの四魂のかけらが奪われてしまった。

神楽は四魂のかけらを狙う魍魎丸・白童子から琥珀を逃し、御霊丸=魍魎丸の中に奈落の心臓があると判明する。

白童子と赤子は魍魎丸を強くすることで奈落にとって変わろうとしていたのだ。

犬夜叉 38巻 第1話より

 

白童子は奈落に見限られ、弥勒の風穴に吸い込まれて死ぬ。

  • 白童子、死亡(38巻 第2話)

そして奈落に心臓を返された神楽はそのまま死んでしまう。

  • 神楽、死亡(38巻 第6話)

犬夜叉 38巻 第6話より

犬夜叉で最も切なく、美しいと思うシーン…(泣)

退治屋の里、翠子の体内から生まれたサナギが孵化して桔梗のもとへ。

桔梗は翠子の死魂を取り込み、四魂の玉を完成させることで奈落を完全に浄化しようとしていた。

  • 琥珀、桔梗と行動を共にする
  • 鋼牙、五雷指を手に入れる

犬夜叉は妖気を食う魍魎丸に対抗すべく、竜人の刀・奪鬼と戦い、鉄砕牙は竜人の妖力を手に入れる。

  • 奪鬼を破って『竜鱗の鉄砕牙』を習得する

しかし、魍魎丸は冥王獣の鎧甲と鉄砕牙の金剛槍破を吸収して、最強の矛と盾を手に入れてしまった。

殺生丸は闘鬼神を折られるが、桔梗の矢、そして犬夜叉との共闘で魍魎丸を退ける。

犬夜叉 41巻 第10話より

 

殺生丸は折れた闘鬼刀に代わり、【冥道残月破】という新しい力を持った天生牙を武器として鍛えはじめる。

犬夜叉は魍魎丸を倒したい奈落の思惑によって、ニ枯仙の精命幹を切り、竜鱗の鉄砕牙を使いこなせるようになる。

 

妖穴が見えるようになった犬夜叉は魍魎丸の外鋼を砕き、奈落の心臓(赤子)まであと一歩と迫った。

ところが魍魎丸は奈落を取り込もうとして、逆に奈落に体内から食い破られる。赤子の心臓は遂に奈落の体内へと戻ったのだ。

珊瑚のために琥珀を犠牲にしたくない弥勒は、命がけで風穴を使い、不妖壁を吸い取ることに成功する。

 

桔梗の目的が、琥珀に埋め込んだ四魂のかけらごと玉を清めようとしていることに気付いた奈落は、白霊山に捨てた人間の負の心を、再び体内に戻す。(46巻 第4話)

奈落は蜘蛛の糸を使って桔梗を瘴気で蝕み、かごめの心を汚して浄化の力を奪おうとする

けれど梓山の霊廟で弦を手に入れたかごめは、桔梗の幻をみせる奈落の悪意の糸を断ち切って、弓を手に入れた。

犬夜叉 47巻 第2話より

 

  • 夢幻の白夜、初登場(46巻 第7話)

奈落は汚れた四魂の玉を瀕死の桔梗の体内に隠すが、かごめの矢の力を借りて、桔梗は玉を浄化する。

浄化された玉は矢とともに奈落へ。桔梗の霊力と奈落の瘴気がぶつかり、四魂の玉は邪気にまみれて奈落の手に落ちる。しかしそこに決して消えない一筋の清浄な光が宿っていた。

桔梗はかごめに「琥珀のかけらに残した光」を託し、桔梗は犬夜叉の腕の中で命を落とす。(47巻7話)

犬夜叉 47巻 第7話より

 

  • 桔梗、死亡(47巻第7話)
  • 四魂のかけらを失った鋼牙は仲間達と去っていく
  • 琥珀、殺生丸についていく

【冥道残月破】を進化させたい殺生丸は、御母堂を訪ねて冥道に行き、りんを失いかけることで慈悲の心を手に入れる。

犬夜叉 48巻 第2話より

 

奈落の命令で鏡を解放した神無。犬夜叉は鉄砕牙の力をそのまま映し取られる。

神無と犬夜叉を相討ちさせようとした奈落だったが、神無は桔梗が残した『四魂の玉に宿る光』のことをかごめに伝えて砕け散る。

  • 神無、死亡(49巻 第2話)

骨を食む妖怪に飛来骨を狙われた珊瑚は、弥勒を助けるために飛来骨を失ってしまった。刀々斎の教えで薬老毒仙を訪ねた犬夜叉たち。弥勒は瘴気を感じなくなる毒薬を飲み、珊瑚は飛来骨を取り戻す。

完全なる冥道を目指す殺生丸は、かつて父親と戦った死神鬼とあいまみえ、(天生牙を鍛える)鉄砕牙と共鳴することで完全な冥道斬月波を撃つことができるように。

しかし天生牙は鉄砕牙から打ち出され、父の目的は完全になった冥道斬月波を鉄砕牙に再び吸収させることだったと知る。

奈落は殺生丸に神奈の鏡を渡し、犬夜叉と戦わせようとするが、犬夜叉は冥道の中で天生牙の力を吸収、鉄砕牙と天生牙がついに一つになる。

  • 天生牙を破って【冥道残月破】を習得する

犬夜叉 51巻 第6話より

 

四魂の玉からでてきた曲霊(四魂の玉の邪の部分)によって、かごめの霊力が封印されていることが明らかに。殺生丸は曲霊との闘いの中で、鉄砕牙への執着を解き放つことで自身の刀・爆砕牙を手に入れる。

そして、遂に琥珀のかけらが奈落に奪われ、汚れた四魂の玉が完成してしまう。

桔梗の残した「光」は最後に琥珀の命を救うことで消えてしまった。りんは曲霊に取り憑かれ、奈落の元へさらわれる。

54〜56巻  奈落との最終決戦

四魂の玉を使って完全に変化してしまった奈落の体内に入った犬夜叉たちと殺生丸。

奈落の体内で死闘が繰り広げられる中、奈落は白夜にかごめを切らせて、四魂の玉に最後の願をかける。

そして、かごめの矢が玉を貫き、ついに奈落は倒された。

犬夜叉 56巻 第4話より

 

しかし、かごめは冥道から四魂の玉の奥深くに取り込まれてしまう。

かごめを救うため、犬夜叉は自ら冥道の中に飛び込む。

四魂の玉の因縁にとらわれた暗闇を彷徨い、犬夜叉はかごめを見つけだした。かごめは犬夜叉を信じることで四魂の玉の因縁をはねのけ、「四魂の玉が消える」ことを望む。

四魂の玉の本質とは
四魂の玉は翠子と途方もない数の妖怪たちの魂が集約された巨大な力の塊である。
妖怪に力を与え、願いを叶えるとはいわれているが、その本質は所有者の欲望を使って玉自身が存在し続けるため
結果、所有者を不幸にすることになり、奈落も「桔梗に愛されたい」という本当の願いだけは叶えられることがなかった。
玉の消滅を願うことが唯一無二の正しい願いであり、犬夜叉のストーリーの真の黒幕は「四魂の玉」だったと言っても過言ではない。

弥勒の風穴は消え、四魂の玉は消滅して全てが終息した。

しかし犬夜叉とかごめが無事現代に着いた直後、骨喰いの井戸はかごめを現代に残して戦国時代と繋がらなくなってしまう。

そのまま3年の月日が流れた。

高校を卒業したかごめは犬夜叉に「会いたい」と願い、母に見送られながら再び戦国時代にいき、犬夜叉と再会する。

犬夜叉と共に戦国の世で生きていくのだったー

おしまい!アニメ完結編は全26話

アニメ完結編はたった2クールだったので、すごく駆け足です。

しかし、神楽の死、桔梗の最後、奈落が四魂の玉を欲しがった理由などの重要なエピソードはしっかり盛り込まれて概ね原作どおり。

最後に犬夜叉がかごめと再会するシーンは感慨深いです。

各キャラのその後まとめ

  • 弥勒と珊瑚は結ばれ、双子の女の子と一児の男の子が生まれる。
  • 七宝は立派な妖怪になるために、琥珀は立派な退治屋になるため修行に励む。
  • りんは将来を自分で選べるように、人里に慣れるため楓のところに預けられる。
  • 殺生丸(+邪険)はたまに様子を見に来ては、りんに贈り物を残していく。
  • かごめは高校を卒業して戦国時代へ。犬夜叉と結ばれ、ともに戦国時代で生きていった。

あとがき

大人になってから読み返すと、確かに「らんま1/2」や「境界のリンネ」に比べて「犬夜叉」はシリアス。

恋愛要素も「報われない三角関係」や「生まれ変わり」など重い…。神楽と桔梗が命を落とすシーンは何回読んでも涙腺崩壊しました。

大人になってから読むことでより深く感じますね。ギャグパートも含めて、全部のストーリーに無駄がないなぁと感じます。

これから「犬夜叉」を揃えたいという人にはワイド版全30巻をおすすめします。最終回後にサンデーで掲載された特別編が載ってるんです!

『半妖の夜叉姫』を見るなら漫画版が面白いです。

 

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最後までご覧いただき、ありがとうございました!