『魔法少女まどか☆マギカ』 通称「まどマギ」は2011年に放送されたオリジナルアニメです。
その可愛らしい絵柄からは想像もつかない壮絶なストーリーで多くの視聴者の度肝を抜きました。魅力的なキャラクターデザイン・作画構成・音楽を含めて、10年以上経った今でも新作プロジェクトが立ち上がるほどの人気作です!
ここでは『魔法少女まどか☆マギカ』のメインストーリーの結末をあえて簡単にご紹介します。
なので「過去にちらっとまどマギをみた」「結局どうなったのか忘れた」という方向けです。新作映画の前に復習したい人も参考にしてみてください。
それではどうぞ!
目次
はじめに-観る順番とかかる時間
本編 『魔法少女まどか☆マギカ』
「まどマギ」はストーリー自体は意外と長くありません。以下の流れだとおよそ7時間で本編は見終わります。
※絶対に見ておきたいメインストーリーを赤文字にしています。
- 2011年 魔法少女まどか☆マギカ TVアニメ全12話(約4.8時間)
- 2012年 魔法少女まどか☆マギカ[前編] 始まりの物語 劇場版130分 (総集編の前編)
- 2012年 魔法少女まどか☆マギカ[後編] 永遠の物語 劇場版110分 (総集編の後編)
- 2013年 劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆(はんぎゃく)の物語 劇場版116分(TVアニメのその後)
- 2024年 劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 〈ワルプルギスの廻天〉 (叛逆の続き!)
2012年の劇場版はテレビアニメ全12話を映画にした総集編です。前編は1〜8話、後編は9〜13話が元になっており、すこし加えられたカットや台詞もありますが、基本的な物語の流れは同じなので見なくても大丈夫です。
スマホゲームから派生した『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』
「まどマギ」を原作として制作されたスマホ向けのRPGゲームをアニメ化したものです。
- 2020年 マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 全13話(約5時間)
- 2021年 マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 2nd SEASON -覚醒前夜- 全8話(約3時間)
- 2022年 マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 Final SEASON -浅き夢の暁- 全4話(約1.5時間)
マギアレコードは別作品として楽しむものです。物語は全く関係ないので、まどマギのメインストーリーを観たいだけの人なら見なくても大丈夫。まずは 『魔法少女まどか☆マギカ』TVアニメ13話+劇場版をみて、この世界観にハマった!という人にオススメします。
まどマギの簡単なあらすじと結末
ここからはそれぞれのエピソードで最終的にどうなったのか、結末を簡単にご紹介します。
ちなみにファンの間で、テレビアニメの終わりは「最高のバッドエンド」、劇場版・叛逆の終わり方は「最悪のハッピーエンド」と称されています。また、複雑な結末ですので、あえておおまかなストーリーだけ紹介します。
それではどうぞ。(!ネタバレ注意!)
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魔法少女まどか☆マギカ TVアニメ全12話
大好きな家族がいて、親友がいて、時には笑い、時には泣く、そんなどこにでもある日常。平凡な中学生・鹿目 まどかも、そんな日常の中で暮らす1人だった。
ある日、まどかと親友の美樹 さやかはキュウべえと呼ばれる謎の生き物と出会う。なんでも1つ願いを叶える代わりに魔法少女として戦ってほしいというのだ。転校生の暁美 ほむらは「魔法少女になってはいけない」とまどかに警告する。
悩むまどか達だったが、自分たちを助けてくれた魔法少女・巴マミが死んでしまい、正義感の強いさやかは魔法少女になることを決意。しかし、魔法少女として戦うさやかのそばで、まどかは「魔女の正体」と「ソウルジェム」の非情な実態を知る。(※ソウルジェムは魔法少女の本体であり肉体は死体同然でになる、魔女とはソウルジェムの濁った魔法少女のなれの果てである)
巴マミは死に、美樹さやかは負の感情が溜まった末に魔女となって、さやかを救おうとした佐倉杏子と相打ちとなり、2人とも死亡してしまった。そして「ワルプルギスの夜」がやってくる。
ほむらは最悪の魔女「ワルプルギスの夜」と一人で戦わせてほしいと、とまどかに頼む。ほむらは時間遡行者であり、まどかを救うためだけに、何度も、何度も世界をやり直してきたのだ。 しかし、その圧倒的な力の前にほむらは敗れてしまう。
傷ついたほむらを前に、ついに魔法少女となったまどかは「すべての魔法少女の幸せ」を願った。
まどかの願いによって魔法少女のシステムは崩壊し、過去に魔女となったすべての魔法少女の運命が変わり救われる。
しかし、それは魔法少女としてのまどか自身の存在をも消すことだった。
ほむらは、まどかが救った世界を守るために、新たな世界で戦い続けるー
劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆(はんぎゃく)の物語
-鹿目 まどかはその身を賭してすべての魔法少女たちを残酷な運命の連鎖から解き放った。まどかへの想いを果たせぬままに取り残された睦美 ほむらは、彼女の残した世界でひとり戦い続けていた-
とある世界で、人の悪夢が具現化した怪物「ナイトメア」と戦う魔法少女たち。
転校生の暁美ほむらは、キュゥべえやべべ(巴マミを食い殺した魔女)と一緒に戦う魔法少女たちに違和感を覚え、この世界が「魔女」によって構築された結界の内部ではないかと考える。
この世界にはすでに存在しないはずの「魔女」の記憶を取り戻したほむらは、巴マミの側にいるベベを捕らえ尋問するが、そのことでマミと対立してしまう。夜の街をさまようほむらは、そこで「皆と永遠に別れる勇気は自分にはない」というまどかの本心を聞き、まどかが犠牲になる結末を許してしまった自分に涙する。
この世界は、まどかがいなくなった世界で魔女になる直前のほむらのソウルジェムの中に生まれた世界だった。
インキュベーターたちは、この世界を利用して「円環の理」(神となったまどか)を制御・干渉すれば、再び大量のエネルギーを生成できるのではないかと考えていたのだ。インキュベーターの実験によってほむらのソウルジェムのボロボロだった。
まどかの願いを踏みにじろうとするインキュベーターに激昂したほむらは、自ら魔女となることを選び、仲間に倒されることを選ぶ。しかし、じつは同じく「円環の理」からやってきていた さやかと なぎさ(べべの正体)によって、インキュベーターが囲んでいた遮断フィールドは破壊され、魔女となったほむらの結界も壊される。
これでまどかの記憶は戻り、ほむらも「円環の理」に導かれるはずであった。しかし、ほむらはまどかの人間としての一部を引き裂くと、魔女から悪魔へと変貌してしまう。悪魔となったほむらは、皆の記憶を操作して、自分が望んでいた日常を手に入れてしまう。(←ほむらヤンデレ&さらに闇落ち)
いずれ敵対することになるのかもしれないがそれでも構わない、と。ダークオーブ(となったほむらのソウルジェム)を出現させ、ひとり月の下で踊るほむらを、身体を震わせたキュゥべえが見つめていたー
劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 〈ワルプルギスの廻天〉
comming soon....
おわりに
叛逆の物語は、最初の一時間ほどがすべて回想シーンです。最終的なほむらの行動は驚きの以外のなにものでもなく、健気で一途な主人公が、闇落ち通り越してラスボスになってしまったとイメージするとわかりやすいかな、と。
「円環の理」の概念さえも壊して悪魔となったほむらはどうなってしまうのか...「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 〈ワルプルギスの廻天〉」は2024年冬公開予定です。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!